担任のミホ先生の話では、ユウトくんが何やら暴言を言い、リエが反応してイヤな顔をすると、それに怒ったユウトくんがリエを殴ったとのこと。拳が目に当たったということでした。
リエは保健室で右目に保冷剤をあててもらいながら泣きじゃくっています。保健の先生の話も耳に入りません。そこへミホ先生がやってきます。
ミホ先生の言葉でわれに返りました。今はまずリエの目が心配です。私はミホ先生や保健の先生への挨拶もそこそこに、リエをおんぶしてランドセルを持ち、眼科へと向かいました。近所の眼科は優しいおじいちゃんの先生で、問診や診察を丁寧にしてくれて、視力などに問題が出ることはないだろうと言ってくれました。
学校への電話を切ったあと、ソファに横になっているリエの隣に座りました。リエは黙ったまま私の手をにぎります。目に異常がなかったといっても、クラスメイトに殴られてさぞ怖かったことでしょう。
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クラスの平和のためにも、大人が立ちあがらなければならないと思いました。
【後編】へ続く。
原案:ママスタコミュニティ 脚本:もえこ 作画・むらみ 編集・みやび
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