森友学園関連文書の追加開示を受け、資料の写しを手に記者会見する赤木雅子さんの代理人、生越照幸弁護士=11日午後、大阪市北区 財務省が新たに開示した森友学園関連文書に、自殺した同省近畿財務局職員、赤木俊夫さん=当時(54)=が自筆で記録したとみられるノートが含まれていたことについて、妻の雅子さん(54)は11日、「夫の残したノートを返していただけるとは思っていなかった。内容はまだ分からないが、ゆっくり読みたいと思う」とのコメントを出した。
雅子さんは「ノートは封筒に何重にも入れ丁寧に扱われていた。夫も財務省に初めて大事にしていただけたのではないか」と、担当職員の配慮に感謝を示した。
一方、弁護団は同日、大阪市内で記者会見し、ノートの存在は雅子さんも弁護団も知らなかったと明らかにした。雅子さんは受け取る際、涙ぐんでいたという。
生越照幸弁護士は開示文書について「かなり生々しいやりとりがメールで残っているので、当時の近畿財務局の状況が分かってくると思う」と期待を示した。