金融庁、「マネードクター」に改善命令へ=保険代理店大手、不適切推奨か
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2025年05月16日 23:01 時事通信社

保険や資産形成などを相談できるサービス「マネードクター」を提供する大手保険代理店、FPパートナー(FPP)に対し、金融庁が保険業法に基づく業務改善命令を出す方向で検討していることが16日、分かった。同社に対し多額の広告料を支払うなどの便宜供与をした生命保険会社の商品を、顧客に優先的に推奨するといった、不適切な販売行為があったとみられる。
金融庁は昨年、FPPに立ち入り検査を実施していた。複数の会社の商品を扱う乗り合い保険代理店には、顧客の意向に沿って最適な商品を提案する「比較推奨」を行うことが求められている。関係者によると、同社に対し、複数の生保が相場とかけ離れた多額の広告料を支払っていた。
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