日銀、政策金利据え置き=国債購入の減額幅縮小、来年4月―決定会合

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2025年06月17日 13:02  時事通信社

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日銀本店に入る植田和男総裁=17日午前、東京都中央区(代表撮影)
 日銀は17日、金融政策決定会合を開き、政策金利である短期金利の誘導目標を現行の「0.5%程度」で据え置いた。トランプ米政権の高関税政策の影響を慎重に見極めるべきだと判断した。会合では、昨年7月に策定した国債買い入れ減額計画の中間評価も実施。来年4月以降の1年間は減額幅を縮小することを決めた。

 具体的には、四半期ごとの減額幅を現行の4000億円から2000億円に変更。月間買い入れ額は2027年1〜3月に月2兆1000億円程度(現在月4兆1000億円程度)となる。長期金利が今年5月に急上昇したことも踏まえ、減額ペースを緩めることで国債市場の安定に配慮した。田村直樹審議委員は減額幅縮小に反対票を投じた。

 植田和男総裁は17日午後に記者会見し、決定内容を説明する。 

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