「内密出産」の環境を整備するための法案を提出する国民民主党の伊藤孝恵参院議員(左)=19日午後、国会内 国民民主党は19日、妊婦が病院だけに身元を明かして出産する「内密出産」の環境を整備するための法案を参院に提出した。内密出産を巡っては政府のガイドライン(指針)があるだけで法律の定めがなく、提出者の伊藤孝恵参院議員は記者団に「論点を明確に挙げて議論を活性化する」と語った。
内密出産は現在、熊本市の慈恵病院と東京都墨田区の賛育会病院の2カ所しか受け入れていない。法案は内密出産を行える医療機関の確保、希望する女性への支援体制の充実などを政府に促す内容で、生まれた子どもの「出自を知る権利」に対応する制度を構築することも盛り込んだ。