
「ちょっと待ってこれ木じゃないよ」
こんなポストをされたのは、daffy@お散歩探鳥&遠征探鳥(@dafpatty)さん。
ポストされた動画には、なんと小鳥がカメラの上にとまっているという驚きのシーンが収められていました。
まるで木の枝と勘違いしてしまったかのように、カメラの上でちょこんと休むその姿に癒やされた人が続出しています。
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「可愛すぎる不法侵入者」
「これはテンション上がるやつ!」
「木扱いされるカメラ笑」
「うらやましい体験すぎる」
投稿には、ほっこりした反応が集まりました。ポストをされたdaffy@お散歩探鳥&遠征探鳥さんにお話を聞きました。
ーー動画を撮影されたのはいつ?
「4月29日でした。近所の公園にある桜並木です」
ーーどのような状況で撮影を?
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「Xを振り返っていただくとわかるのですが、60日ほど前にエナガが巣作りをしているのを見かけて、定期的に散歩がてら観察をしていました」
ーー撮影された時の率直なご感想は?
「ちょうど巣立ちの日と観察の日が合ったことで、巣から出ていくエナガの雛を見たり、スナップを撮影していたところ、正面から飛んできて私のカメラに取り付いた感じでした。かなりびっくりしましたが、どちらかというととても可愛くて嬉しさの方が優っていたと思います」
ーー元々はどんな写真を撮影する目的で足を運ばれたのでしょう?
「やはり、巣立ちのタイミングが良いなぁ、という思いで公園に向かいました。エナガは巣立ったあと、雛同士がくっつくことが有名で、エナガ団子と言われています」
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ーーどのくらいの間カメラにとまっていたのでしょうか?
「多分1分くらいだったと思います。偶然右側のポケットにiPhoneが入っており片手で取り出して、スナップと動画を撮影しました」
ーー動画の後はどのような様子でしたか?
「巣立ったばかりで警戒心も弱いため、普通に親の呼ぶ方に移動して行きました」
ーーこれまで撮影してきた写真の中で特にお気に入りの写真は?
「散歩をしながら野鳥撮影をしている中で、定期的に地方に遠出をして遠征探鳥をしています。どちらかというと小鳥が好きなのですが、最近だと飛島(山形県酒田市)で撮影したオオルリが綺麗に撮れたなぁと思ってます」
daffyさんは「野鳥の撮影は自分がそこに出かけないと出会えなかった、という邂逅遭遇が魅力です。これからもどんどん出かけていきたいと思います」と話してくれました。
自然の中で偶然に訪れる出会い。その瞬間を逃さず捉えるdaffyさんの観察眼と行動力があってこそ撮れた一枚です。これからも各地で素敵な野鳥たちとの出会いがあるといいですね。
(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・椎名 碧)