八代亜紀さん『お別れの会』しめやかに ステージセットが祭壇 小林幸子、五木ひろしら3000人が参列

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2024年03月26日 13:17  ORICON NEWS

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『八代亜紀 お別れの会 〜ありがとう…これからも〜』会場内の様子 (C)ORICON NewS inc.
 「雨の慕情」「舟唄」などのヒット曲で知られ、昨年12月30日に惜しまれつつ亡くなった歌手の八代亜紀さん(享年73)のお別れ会『八代亜紀 お別れの会 〜ありがとう・・・これからも〜』が26日、東京・蒲田の片柳アリーナで行われた。小林幸子、五木ひろし、山本譲二、アグネス・チャン、テリー伊藤ら著名人のほか、関係者1000人、抽選で選ばれたファン2000人が別れを惜しんだ。

【写真】華やか!八代亜紀さんが実際のコンサートで使用していた衣装たち

 八代さんは生前、日本工学院専門学校の学生とともに同所でのコンサート開催を検討していたという。この日のお別れ会には、音楽業界を目指す同校の学生有志も制作、運営に参加。ステージ復帰を熱望していた八代さんの思いを伝えるべく、コンサート形式で執り行われた。八代さんの遺志を継承し、会場に設けられるグッズ販売の収益の一部は、能登半島地震をはじめとする震災の被災地・動物保護団体・児童養護施設へ寄付される。

 会場には祭壇と献花台、展示スペースも設けられた。祭壇は、実際のコンサートで使用していた美術セットに、八代さんが好んだ胡蝶蘭や薔薇、紫色のカーネーションなどが飾られた。遺影には、演目全体で2018年に撮影されたピンク色のドレス姿が選ばれた。

 戒名は「艶唱院釋信譽明煌清大姉」(読み:えんしょういんしゃくしんよみょうこうせいだいし)。味わい深い艶やかな歌声で、人々を優しく包み込み癒し導いていくことを意味する「艶唱」や、「明(亜紀)の名前がその歌声と共に美しく煌き輝く」という思いが込められた「明煌」など、八代さんの人柄や功績などが強く反映された。

 八代さんは1971年にデビューし、「なみだ恋」「愛の終着駅」「もう一度逢いたい」「舟唄」など数々のヒット曲を世に送り出し、80年に「雨の慕情」で『第22回日本レコード大賞』を受賞。『NHK紅白歌合戦』には計23回出場し、2年連続大トリを含むトリ3回を務めた。

 所属事務所・ミリオン企画によると、八代さんは2023年9月に膠原病の一種であり指定難病である抗 MDA5 抗体陽性皮膚筋炎と急速進行性間質性肺炎を発症し、療養を続けていたが、昨年12月30日に永眠。葬儀は八代さんの強い遺志によりスタッフのみで1月8日に執り行ったという。

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