マルティンが後半にペースを上げて勝利。オリベイラ2位でスプリント初のメダル獲得/第9戦ドイツGP

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2024年07月06日 22:50  AUTOSPORT web

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ホルヘ・マルティン(プリマ・プラマック・レーシング)/2024MotoGP第9戦ドイツGP
 7月6日、2024年MotoGP第9戦ドイツGPの2日目セッションがザクセンリンクで行われ、ホルヘ・マルティン(プリマ・プラマック・レーシング)がポールポジションを獲得して、スプリントでも勝利を飾った。

 前戦オランダGPで怪我を負ったアレックス・リンス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)の代役はレミー・ガードナー、ワイルドカードでステファン・ブラドル(HRCテスト・チーム)が参戦している。

 初日の途中からはアレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング)が前戦のオランダGPのスプリントでの転倒で右手首を骨折しており、数周走った後に欠場を決断。マルク・マルケス(グレシーニ・レーシングMotoGP)は初日のセッションのハードクラッシュで指を骨折したが、2日目も走っている。

 午前のフリー走行2回目は、晴れ時々曇りのなか、気温25度、路面温度32度のドライコンディション。前日より10度ほど高く、少し暑くなった。このセッションは大きなトラブルなくミゲール・オリベイラ(トラックハウス・レーシング)、マルティン、マーベリック・ビニャーレス(アプリリア・レーシング)のトップ3だった。

 予選Q1の前半は、ラウル・フェルナンデス(トラックハウス・レーシング)、マルク・マルケスが上位だった。その後、マルコ・ベゼッチ(プルタミナ・エンデューロVR46・MotoGPチーム)が2番手に上がり、マルク・マルケスは最後のアタックに入ったが、ブラドルがライン上でスロー走行して妨害。マルケスはQ2に進出できなかった。

 予選Q2では1分19秒台に入れるハイレベルな戦いに。残り10分にマルティンが1分19秒423をマークしてトップに立つと、最後まで誰もタイムを塗り替えることができず、マルティンがポールポジションを獲得。2番手はオリベイラ、3番手はラウル・フェルナンデスで、トラックハウス・レーシングがフロントロウを獲得した。

 15周のスプリントはオリベイラがホールショットを奪ったが、フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)が1コーナーの立ち上がりですかさずトップに立ち、2番手がオリベイラ、3番手がマルティンと並んだ。

 2周目には1コーナーでマルティンが2番手に浮上して、3番手からオリベイラ、ラウル・フェルナンデス、ビニャーレスとアプリリア勢が続いた。

 3周目からはトップのバニャイアとマルティンの争いが激しくなり、9コーナーでマルティンがトップに立つ。その後、最終コーナーでオリベイラが2番手に上がり、バニャイアがふたつもポジションを落とした。

 トップ3は集団となり、4番手争いはエネア・バスティアニーニ(ドゥカティ・レノボ・チーム)、ビニャーレス、フランコ・モルビデリ(プリマ・プラマック・レーシング)、ラウル・フェルナンデスの4人。0.5秒ほど離れてマルク・マルケスだ。しかし、6周目の最終コーナーでマルク・マルケスが追いつき、ラウル・フェルナンデスをかわす。次周にはバスティアニーニがトップ集団に追いついた。

 10周目の1コーナーではマルク・マルケスのフロントが切れ込んで転倒しそうになったが、1秒ほどのロスでレースに戻る。

 残り5周目あたりからマルティンがペースを上げて独走体制に。残り3周には後続に1秒差をつけた。そしてそのまま順位は変わらずレースが終了した。

 マルティンが勝利、オリベイラが2位、バニャイアが3位、バスティアニーニが4位、モルビデリが5位。最終ラップの最終コーナーでマルク・マルケスが6位に上げ、ビニャーレスは7位でレースを終えた。

 ヤマハ勢トップは13番手のファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)、ホンダ勢トップは15番手のルカ・マリーニ(レプソル・ホンダ・チーム)だった。中上貴晶(ホンダ・イデミツLCR)は18位だ。
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