アストンマーティンF1、フェラーリの元TDカルディレとの契約を発表。2025年にF1チーフテクニカルオフィサーに就任

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2024年07月10日 07:20  AUTOSPORT web

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フェラーリF1のシャシー担当テクニカルディレクターを務めたエンリコ・カルディレ
 アストンマーティンF1チームは、7月9日、フェラーリでシャシー担当テクニカルディレクターを務めたエンリコ・カルディレがF1チーフテクニカルオフィサーとして加入することを発表した。正式な加入は2025年になるという。

 スクーデリア・フェラーリがカルディレの離脱を発表した翌日に、アストンマーティンは彼との契約を公表した。アストンマーティンは、「レースでの勝利と世界選手権タイトル獲得を目指す旅と野望の継続のなかで」カルディレと契約したと述べ、彼のF1チーフテクニカルオフィサーという新しい役割は「チームの上級技術グループをさらに強化する」としている。

 カルディレとの契約に関し、アストンマーティンのエグゼクティブチェアマン、ローレンス・ストロールは、次のようにコメントした。

「我々は、2026年の大幅なレギュレーション変更を前に、技術リーダーシップチームの強化を目指しているなかで、エンリコを迎え入れる。世界クラスの才能ある人材をチームに引きつけることができ、大変うれしく思う」

「エンリコは、F1で成功したいという私と同じモチベーションを持っている人物だ。彼はその野望を実現するためにあらゆるリソースを活用することができる。すでにいるリーダーたちに加え10月にはアンディ・コーウェルがグループCEOとして加入し、我々は強力なチームを作り上げつつある」

 カルディレは「アストンマーティン・アラムコに加入することを楽しみにしている。野心と願望が明確であり、その旅路に参加できることは特別な機会である」と語った。

「個人的かつプロフェッショナルな挑戦だ。この象徴的なブランドに成功をもたらすため、チームとともに働くことを楽しみにしている」

 アストンマーティンでは現在、テクニカルディレクターをダン・ファローズが務めている。チームはまた、7月2日には、メルセデスでかつてパワーユニット責任者を務めたアンディ・コーウェルをグループCEOに指名。さらに、レッドブルからの離脱を決めた天才デザイナー、エイドリアン・ニューウェイの獲得を目指し、交渉を行っているといわれている。

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