ラウル・フェルナンデス、トラックハウスと契約を2年延長。次戦イギリスGPでは2024年型アプリリアRS-GPも投入予定/MotoGP

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2024年07月24日 13:30  AUTOSPORT web

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ラウル・フェルナンデス(トラックハウス・レーシング)/2024MotoGP第9戦ドイツGP
 7月23日、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦しているトラックハウス・レーシングは、ラウル・フェルナンデスと契約を2年延長したことを発表した。

 トラックハウス・レーシングは、アメリカの全米自動車競走協会が主催するストックカーレースのNASCARカップシリーズに、2021年よりレースデビューしたチームだ。参戦経験は浅いものの、すでに優勝や表彰台を獲得するなど数々の成功を収めており、健闘を見せている。

 そんな同チームは、2023年に追放を受けたクリプトデータRNF・MotoGPチームを受け継ぎ、2024年よりMotoGPクラスに参戦を開始。ミゲールオリベイラ、フェルナンデスを擁し、アメリカ国旗をあしらったシンボリックなカラーリングのアプリリアRS-GPを走らせている。

 チームとしてはMotoGP初参戦ながらも、第9戦ドイツGPの予選ではオリベイラが2番手、フェルナンデスが3番手を獲得して速さを示した。そんなトラックハウス・レーシングは、フェルナンデスと2025年、2026年と契約を延長したことを発表した。

 また、前半戦はオリベイラのみが2024年型アプリリアRS-GP、フェルナンデスは2023年型を使用していた。しかし、サマーブレイク明けの第10戦イギリスGPからは、フェルナンデスにも最新スペックの2024年型アプリリアRS-GPが供給されることも明らかにした。

 中盤戦以降はオリベイラと同等のマシンで戦うことになるが、フェルナンデスはどのような戦いぶりを発揮させるだろうか。

■ラウル・フェルナンデス
「トラックハウス・レーシングに残ることができてとても嬉しいよ。それは僕たちが望んでいた全てだよ。ジャスティン・マークスとダビデ・ブリビオとの新プロジェクトは素晴らしく、彼らはとてもいいチームを作っているし、彼らの将来の計画を聞けることが出来てうれしく思う。彼らは自分たちのやりたいことを明確に考えているし、僕にとっても、今年の初めからチームに残ることが最優先事項だったから、今後2年間ここに留まることができ、とても満足しているけれど、もちろんやるべきことが沢山あることも意味するね」

「2025年と2026年には、ファクトリーのマテリアルをフルに使用できるようになる。これはもちろん素晴らしいニュースだし、今は今年の半ばに新しいマシンでスタートするための準備をしているところだから、落ち着いてマシンのすべてを理解し、2025年シーズンに向けて何をすべきかを見極める必要がある」

「トラックハウス・レーシングは本当に素晴らしいチームで、このアメリカの組織のアイディアが大好きだし、ジャスティンの野心を見ることができてうれしい。彼はMotoGPの経験は浅いけれど、アメリカ市場に向けて何か違うものを持ち込もうとしている。MotoGPがアメリカ市場で成長できるよう、僕たちが変化を起こすことができることを願っているよ」

「また、ダビデに関してはこれまでMotoGPで5つのタイトルを獲得しているし、僕の夢をかなえるのにふさわしい人物だと思うから、とても満足しているよ。彼と素晴らしいチームを作り上げる彼の能力を強く信じている」

「さて、シルバーストンではアプリリアの2024年アップグレード仕様が投入されるから楽しみだね。今年の前半はすでに順調に進んでいるし、特に最後の4ラウンドでは大きな一歩を踏み出すこともでき、バイクの能力を最大限に引き出すことができた。現時点では限界に達していると感じているから、今すぐ新しいアプリリア機に乗り換えられることは素晴らしいね。ファクトリーライダーやミゲルといったメンバーと同じマテリアルを持つことは、チャンピオンシップで特にアプリリア側のレベルを知ることができるのは興味深いことになるだろう」

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