さてそんなある日、サトシが飲み会から帰ってきました。
「上司につかまっちゃって、二次会まで行ってきたんだ」というサトシ。二次会ってまさか、夜のお店にいったの!? と私が聞くと……。
「そんなお店行ってないから大丈夫! 心配しなくていいよ」
そう言うとサトシはお風呂へ行ってしまいました。しかし私はなんだかモヤモヤ……。サトシがお風呂に入ったすきに、スマホを見てみました。
前にサトシに教えてもらったパスワードを入力すると、スマホはすんなり開きました。
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気のせいか……よかった。そう安心した矢先……スマホが震えます。上司からLINEがきたようです。思わず開いてみると、そこにはとんでもないメッセージがありました。
私はスマホを持って詰め寄りました。サトシは観念したように話し出しました。
サトシの一番いいところは誠実さ。
「サトシに限って嘘なんて」と思っていたのです。
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私はものすごく失望してしまいました。
サトシの正直なところが好きで結婚した私としては、結婚詐欺に遭った気分です。
嘘をつく父親なんて、子どもの教育にも悪いはず。
一緒にいないほうがいいでしょう。
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私は幸せから不幸のどん底に突き落とされてしまいました。
【第2話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・motte 作画・善哉あん 編集・石井弥沙