マサヤくんママからのLINEに驚いてしまいました。しかし「わかりました」と返事をするわけにもいきません。
マサヤくんのママ、……話が通じない。幼稚園のお迎えがあるって言っても、そんなに何時間もお迎えするわけではないでしょ? 下の子を迎えに行ってきたら、そのまま公園に来ればいいだけの話じゃない……と、私は頭を抱えました。
きっとマサヤくんママは私の常識とは全くかけ離れたところにいる人なのでしょう。仕方なく私は、それ以上連絡するのをやめました。そして次の日公園に行くと、そこにはやはり今日もマサヤくんの姿が……。
マサヤくんママとはこれ以上関わりたくないけど、子どもであるマサヤくんに罪はありません……。私は気持ちを切り替えていつも通り、声を掛けました。
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しかし、どんなに「危ないよ」と注意をしても、危険なことをやめようとしません。
結局その日はブランコから飛び降りたときに着地に失敗したり、いきなり遊具まで走り出して他人にぶつかったりしていました。相手には私が平謝りする羽目になり、心のなかでは「なんで私が……」という気持ちでいっぱいでした。
公園でキョウスケとマサヤくんが遊ぶのを見ていた私。しかし私がちょっと目を離した瞬間に、マサヤくんがブランコから落下。また、いきなり遊具に走り出していったかと思ったら、通行人にぶつかってしまいました。ケガを心配したり、謝る羽目になったり、もううんざりです……。
しかしそれをマサヤくんママに報告しても、「うちの子は大きなケガさえしなければ大丈夫でーす」と話のピントが合いません。私はこのままずっと、マサヤくんのお世話をしないといけないのでしょうか。
【第3話】へ続く。
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