嵐・二宮和也がMCを務める、日本テレビ系『ニノさん』(毎週日曜 前10:25〜前11:25)が、10月から毎週金曜午後7時に放送枠を変更し、放送12年目でゴールデン帯に進出した。それを受けて、3回目放送の収録後、“ニノさんファミリー”である二宮、菊池風磨(timelesz)、ガンバレルーヤ(よしこ、まひる)、吉村崇(平成ノブシコブシ)が囲み取材に参加し、意気込みやメンバーへの思いを語った。
【番組カット】楽しそう!仲むつまじい二宮和也&菊池風磨■「#金よるニノさん」に決意「変わらないことが我々の一番の挑戦」
ファミリーメンバーには、ゴールデン進出を二宮からサプライズで伝えられた。菊池は「僕は、番組卒業をほのめかされました。本当に焦りました」、まひるも「24時間テレビのランナー発表かと思いました」と苦笑い。吉村が「他局のスタッフさんに夢がありますねと(言われました)。それだけ業界の常識ではない」と12年を経てのゴールデン進出を誰もが予想していなかったと明かした。
同番組の醍醐味は、ファミリーメンバーの温かくもゆるい雰囲気。ゴールデン進出に伴い、二宮は「変わらないことが我々の一番の挑戦」と、らしさを維持する覚悟を語る。
取材が行われたのは、ゴールデン3回目放送の収録後。「変わらない挑戦」への手応えを問うと、二宮は「新コーナーはありますが、変わってないです」ときっぱり。ファミリーメンバーもうなずき、吉村が「(以前の収録場所の)汐留に行こうかと思いました。副社長が見に来たりもあったけど」と絞り出したとおり、物理的な変化しかない様子だった。
そんな二宮や制作陣を含めたファミリーの思いが通じ、ゴールデン初回放送(11日)では「#金よるニノさん」が「X」でトレンド入りするなど話題になった。
ゴールデン進出とともにリアルタイムでオンエアを見ることができるエリアも拡大した。二宮は「見ても見なくてもさほど影響がない番組です。本当に暇だったら見てください」とユーモアたっぷりにアピール。吉村が「白米みたいな番組」と二宮の考えをまとめると、二宮が「なきゃないで困りますので」と呼応し、息のあった掛け合いを見せた。
■よしこ、二宮のアシストに感謝「ゴール手前まで持って行ってくれる」
収録や取材中でも、ボケとツッコミ、笑い声が飛び交う温かい空間そのもの。ゴールデン進出を記念して、互いの知られていない一面を聞くと、よしこが二宮について語り出した。
「スベッたときもフォローしてくれます。『こうやって言いなよ』って小声で教えてくれます。『今、行け!』と誘導してくれて。それをそのまま言ったら大爆笑。ゴール手前まで持って行ってくれる」と二宮に感謝した。まひるも大きくうなずき、共感。ガンバレルーヤの先輩である吉村は「恥ずかしいね」と笑いつつ、「でも、これぞファミリー!」と支え合って番組を作るチームワークの良さを声高に示した。
さらに、カメラが回っていない時の印象的な出来事を問われると、ファミリーは口々に「どれが収録だったか覚えていない」ともらす。吉村は「(オンオフが)あまり変わらない」と証言。菊池とよしこのカンチョーをめぐる定番トークでひと通り盛り上がると、二宮が「ずっとこんな感じ」と優しくほほ笑んだ。
そんな中、菊池が「『ニノさん』のグループLINEが」と切り出すと、吉村が「知らない!」と即座に反応。菊池が冷静に説明しようとするも、吉村は「揉めるよ!クーデターだ!」と大暴れの事態に。菊池が「『ニノさんとあそぼ』のときだったので、3人(吉村、ガンバレルーヤ)ちょうどいなかったから、入ってほしいって言いたかった」と伝えるも、吉村は「信じられない」と収まらず。兄弟けんかを繰り広げる2人を優しく見守り、ときに加勢、ときにフォローをする二宮の好采配が光る一幕となった。
同番組は、ゲストが今、最も熱のある「やりたいこと」「気になること」を軸に俳優からミュージシャン、アスリートまで、さまざまなジャンルのゲストが気軽に遊びに来て“ニノさんファミリー”とトークやゲームで楽しみ尽くすアットホームなバラエティー。
2013年4月に、深夜枠(毎週木曜 深0:59〜深1:59)で放送を開始し、2013年10月から、毎週日曜昼に放送枠を変更(後0:45〜後1:15)、2020年4月から、放送時間を1時間に拡大し、毎週日曜朝に放送枠を変更(前10:25〜前11:25)しており、今回で4度目の枠移動となる。