米Google傘下のYouTubeは12月10日(現地時間)、動画に自動で吹き替え音声を生成する機能を、YouTubeパートナープログラムに登録している知識・情報系の数十万のチャンネルで利用可能にしたと発表した。他の種類のコンテンツにも間もなく拡大される予定だ。
昨年9月に発表されたこの機能を使うと、動画をアップロードするだけで、YouTubeが自動的に動画の言語を検出し、他の言語に吹き替えられたバージョンを作成する。
現時点では、英語の動画をフランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、スペイン語、日本語(試験運用版)、ヒンディー語(試験運用版)、インドネシア語(試験運用版)に吹き替え可能だ。英語以外の動画は英語に吹き替えられる。
この機能は、YouTube Studioの「詳細設定」から確認できる。デフォルトで有効になっており、新しい動画をアップロードすると、吹き替えが自動的に生成される。チャンネル全体または特定の動画に対して、自動吹き替えを無効にしたり、公開前に吹き替えを手動で確認したりする設定も可能だ。
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ただし、まだ新しい技術であるため、常に完璧な翻訳や吹き替えを提供できるわけではないという。特に、固有名詞や慣用句、専門用語の翻訳や、吹き替えに使用される音声と元の音声のマッチングなど、音声認識に関する課題も存在する可能性がある。
YouTubeは、Google DeepMindおよびGoogle翻訳のチームと協力し、より正確で表現力豊かで自然な吹き替えを提供するための機能強化に取り組んでいるとしている。
利用方法などの詳細はYouTubeヘルプ(日本語版)を参照されたい。
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