限定公開( 1 )
松重豊(61)が監督・脚本・主演の全てを務めた「劇映画 孤独のグルメ」の初日舞台あいさつが10日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた。
席上で、遠藤憲一(63)がサプライズキャストとして出演し、劇中のパロディー番組「孤高のグルメ」の主人公・善福寺六郎を演じたことが明らかにされた。中華ラーメン店「さんせりて」の常連客で、スープの食材とレシピを探す、松重演じる井之頭五郎を手伝う中川を演じた磯村勇斗(32)が「孤高のグルメ」の助監督だったことも併せて明かされた。
松重は、遠藤の出演について「あのぉ…本当にシノプシス(あらすじ)を書いた段階から、10人のうち1人くらいは『『孤高のグルメ』見ました』と言われるから、出してやろうかと。若い頃、役で被っている遠藤さんに、善福寺を演じていただいた」と笑顔でネタバレした。「遠藤さんも出るのを楽しみにしていて、ポスターにもキャストにも出ていなくて、寂しそうにしてきたみたい。あの衣装は、ちなみに僕が昔、着た衣装です。来週、2ショットのイベントもあるようで」と遠藤とのイベントを期待した。
磯村は、遠藤との共演について聞かれ「本当に『孤高のグルメ』の主人公として立っていてくださった。今回、初めてカチンコを持ってご指導いただき、最初の時は手が震えた」と振り返った。「さんせりて」の店主を演じたオダギリジョー(48)も「とても濃厚な時間を過ごした。すごかった」と続いた。
「劇映画 孤独のグルメ」は、松重演じる輸入雑貨商を営む井之頭五郎が、フランスに住むかつての恋人小雪の娘・松尾千秋から「子供の頃に飲んでいたスープをもう一度飲みたい」という祖父・一郎の依頼を引き受けて欲しいとパリに呼ばれ、スープ探しの旅にこぎ出す。千秋を杏(38)一郎を塩見三省(76)が、五郎が迷い込む韓国領の島のコミュニティーで暮らす志穂を内田が演じた。松重は「着替えるわけにもいかない」と、撮影現場では五郎を演じたスーツ姿のまま監督として演出し、指示を出した。
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この日は、内田有紀(49)が演じた、五郎が迷い込む韓国領の島のコミュニティーで暮らす志穂が、オダギリ演じた「さんせりて」の店主と、かつて夫婦だった設定も明かされた。五郎の同業者・友人としてドラマ版に登場した滝山を演じた村田雄浩(64)に加え、韓国領に迷い込んだ五郎の入国手続きを担当する韓国入国審査官を演じた韓国の俳優ユ・ジェミョン(51)もサプライズで登壇し、客席を沸かせた。
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