映画『大きな玉ねぎの下で』公開記念の舞台あいさつが8日、大阪市内で開かれ、W主演を務めた神尾楓珠(26)、桜田ひより(22)と、主題歌を担当したasmi(24)が登壇した。
【集合ショット】映画『大きな玉ねぎの下で』舞台あいさつに登壇した神尾楓珠&桜田ひよりら 今作は、ロックバンド・爆風スランプが1985年にリリースした名曲「大きな玉ねぎの下で」にインスパイアされたラブストーリー。SNSで簡単につながったり離れたりできてしまう時代に、あえてノートとペンで本音をつづりながら心を通わせていく、2組の男女の淡い恋を描く。
将来に希望が持てず就職活動も滞り中な丈流(神尾)と、自分の夢をまっすぐ追うあまり、できない自分が嫌になり葛藤する美優(桜田)。夜はバーで昼はカフェになる「Double」でそれぞれ働くふたりは、日々抱えるもどかしさや悩みを一冊の連絡ノートに吐き出すようになり、互いの顔も声も知らぬまま心の距離を縮めていく。
今作では令和と平成が絡み合う時間軸で描かれていることにちなみ、平成時代で驚いたことを聞かれ、「ペンフレンド」と回答した桜田は「もう個人情報ダダ漏れじゃないですか」とびっくり。
さらに「なんなら顔写真付きじゃないですか。今だったら特定されて発表されちゃいますから」と現代とのギャップに驚いた様子。「でも、そんなことしてても大丈夫な世の中だったり、人とのつながりっていう大切さだったり、自分の知らない世界を知っている人の話を聞くのが楽いとか」と続け、平成時代に思いをはせた。
撮影において、ペンフレンド経験者のインタビューもしたことを明かし、「海外の人とやりとりしている方もいましたし、本当に全然住んでいる場所がちがうところでのやりとりがあったんだなって思いましたね」と話した。