
前回からの続き。私(ヒトミ)は、夫のショウゴと生後7ヶ月になる息子シンタとの3人暮らしです。間もなくショウゴの誕生日。今年はどんなケーキを作ろうかな〜とその日が待ち遠しいです! しかしやってきた義母に試作のケーキを食べてもらうと、義母からは驚きの言葉が……。なんとショウゴは「手作りお菓子」が大の苦手なのだそう。私の前ではそんな素振りは見せたことがありません。すると義母はショウゴの子ども時代のことを話しはじめました。

義母から「気持ちをいただいてると思って」と言われ、どんな手作りのチョコレートも頑張って食べていたショウゴ。しかし高学年になり、子どもがひとりで作ったようなチョコレートをもらいはじめると、衛生面も気になりだし……。

口の中に違和感を抱いて引っ張り出したものは……なんと長い髪の毛!! それ以来ショウゴは、素人の「手作り感」が出ているお菓子がまったく食べられなくなったといいます。プロの職人さんが作ったお菓子すら、あまり好まないそうです。

夫にそんな過去があっただなんて、驚きでした。そして同時にショックも受けてしまいました。手作りお菓子が苦手なら、直接言ってくれても良かったのに……。けれどきっと毎年ウキウキとお菓子を作る私を見ていたら、言い出せなかったのでしょう。夫はそういう心優しい人なのです。
|
|
【第5話】へ続く。
原案・ママスタ 脚本・渡辺多絵 作画・マメ美 編集・井伊テレ子