
大阪・関西万博の人気パビリオン「イタリア館」で、予約QRコードの転売が続出している。10月13日の閉幕日まで、専用アプリで完売している人気チケット。SNS上では「これはひどい」「一気に売れたのは、転売屋のせい…?」などと物議となっている。
「芸術が生命を再生する」をテーマに、ルネサンス期の理想都市に着想を得たデザインとなっているイタリア館。ナポリ国立考古学博物館が所有する紀元2世紀の彫刻「ファルネーゼのアトラス」のほか、レオナルド・ダ・ヴィンチの直筆スケッチ、芸術家・ミケランジェロの彫刻「復活のキリスト」…と貴重な美術品が並ぶ。
入場には、専用アプリ「Italy Expo2025」から事前に予約可能。しかし、18日現在、閉幕日まですべて完売済。予約なしでも見学は可能だが、平日でも1〜2時間、土日は3〜4時間並ぶ必要があるという。
そんなイタリア館の予約QRコードの転売が目撃されているのが、チケット売買サイト「チケジャム」。1500円〜2700円で出品されており、「イタリア館の専用アプリから予約しました。〇時〇分入場のQRコードのスクリーンショットを送ります」などと綴られている。
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ネット上では「数日前まで8月は空いていた気がするのに…。一気に売れたのは転売屋のせいかも」「万博IDと紐づいていないから、いずれそういう輩も出て来る予感はあった」などの声が上がっている。
くら寿司でも不正の転売続出、注意喚起
万博チケットの転売を巡っては、回転寿司大手の「くら寿司」がこのほど、大阪・関西万博で運営する店舗について、SNS上で予約の転売が確認されていることを明かし、利用客に転売をしないよう注意を呼びかけた。
くら寿司「大阪・関西万博店」は、70の国・地域の代表的な料理を楽しめると人気を集め、連日予約が取りづらい状況が続いていた。
くら寿司は公式アプリ上で「予約の不正な転売について」と題し、転売が確認されたことを報告「この予約を購入することも利用規約の不正行為に該当します。予約の取り消しやアカウントの削除などの処置がとられる場合がありますので、不正な取引を行わないようにお願いいたします」としていた。
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