
街中にある日帰り温泉も良いけれど、せっかく山に登るなら“秘湯”でのんびりしたいという人も多いのではないでしょうか。
この記事では、登山と温泉の両方が楽しめる「秘湯がある日本百名山」のおすすめを紹介します。あわせて、登山や下山後の温泉時間を快適にする便利グッズも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
●登山と温泉が楽しめる日本百名山:八甲田山
青森県に位置する「八甲田連峰」は、広大なブナ林と湿原が広がり、四季折々の景色とともに山歩きと温泉を堪能できるぜいたくなエリアです。
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標高1585mの大岳を主峰とし、周囲には個性豊かな山々が連なるため、初心者向けのトレッキングから本格的な縦走まで幅広く楽しめます。特に、ロープウェーを利用したルートは手軽に絶景を望める人気コースです。
山の西麓、標高900mの場所には歴史ある湯治場「酸ヶ湯温泉」があります。名物の総ヒバ造り「ヒバ千人風呂」は、情緒あふれる大浴場。約160畳の大浴場に4つの源泉があり、硫黄の香りと木の温もりに包まれて心身がほどけていきます。
ヒバ千人風呂は混浴ですが、湯浴み着の着用もOK。大浴場のほかに男女別の小浴場もあるので、ゆったり温泉を楽しめるでしょう。
●登山と温泉が楽しめる日本百名山:那須岳
栃木県にある「那須岳」は、関東からアクセスしやすい活火山で、標高1915mの茶臼岳を中心としたダイナミックな景観が魅力。山頂では、白い噴煙が立ちのぼる火山地形と、遠くの山並みを一望できる360度の大パノラマが待っています。
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初心者でも挑戦しやすい整備された登山道に加え、9合目まで運んでくれるロープウェイもあるので、体力に不安がある人も気軽に絶景ハイキングを楽しめます。
登山後は、歩いてしか行けない山奥の秘湯「三斗小屋温泉 煙草屋旅館」へ。那須七湯のひとつで、源泉の異なる3つの湯船が楽しめるこの宿は、静寂に包まれた別世界。特に景色を楽しめる野天風呂は開放感たっぷりで、登山の疲れを癒やしてくれるぜいたくなご褒美です。
●登山と温泉が楽しめる日本百名山:九重山
大分県に位置する九州きっての名山「九重山」は、1700m級の峰々が連なる雄大な山域で、九州の最高峰・中岳を擁する名峰です。
春から秋にかけてはミヤマキリシマやルリタマアザミ、紅葉など、季節ごとに彩り豊かな景色が楽しめるため、何度訪れても新たな感動があります。中でも「坊ガツル湿原」は、標高約1230mの場所に広がる希少な高地湿原で、登山の途中に一息つきたい絶景スポットです。
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そこからさらに歩みを進めると現れるのが、九州で最も標高が高い秘湯「法華院温泉山荘」。約2時間の山歩きの先で出会えるこの温泉は、静けさと絶景に包まれた別天地です。浴室の窓からはくじゅう連山が眺められ、温泉と絶景で癒やされるでしょう。
●登山と温泉を楽しむおすすめのグッズ
スワンズ 速乾タオル
登山前後で温泉に立ち寄る予定がある場合は、コンパクトで速乾性の高いスポーツタオルがあると便利です。
シートゥーサミット ドライバッグ
ぬれたタオルや湯浴み着などを持ち歩く際には、防水性のあるストレージバッグが活躍します。
ウーフォス スポーツサンダル
秘湯のある山小屋に宿泊する際には、小屋周辺の散策や露天風呂への移動用にサンダルがあると便利です。