砂の中を泳ぎ回る謎の生き物をペットに迎えたら……　初めて見る驚きの姿に「ツチノコやん」「まじ可愛すぎて」

　砂の中を泳ぐように動き回る、ツチノコみたいな生き物をお迎え→飼育する様子がYouTubeに投稿されました。動画は記事執筆時点で11万回以上再生され、「ツチノコやん」「砂を飼っている気分になりそう」といったコメントが寄せられています。

【画像】驚きの姿

　動画が投稿されたのは、YouTubeチャンネル「animaltaigaアニマルタイガ」。投稿者のアニマルタイガさんは「テン君ランド」というオオトカゲの楽園を作ることを目標に、爬虫類を中心とした動物の情報を発信しています。

　以前は絶滅危惧種の生き物の子どもを観察していたところ、思わず二度見してしまうほど美しい個体に出会った様子を紹介しました。今回は新たにお迎えしたという、大好きなは虫類をお披露目してくれるようです。

　今回アニマルタイガさんが迎えたのは、「エジプトクサビトカゲ」という生き物です。ヘビにもミミズにも見えるなんとも不思議な体つきをしていますが、よく見ると小さな足がついていることから、トカゲであることがわかります。

　エジプトクサビトカゲはエジプトや周辺国の砂の中で生活しているトカゲとのこと。ナミクサビトカゲという名前で販売されていることもあるようで、少し前はクサビトカゲ属に分類されていましたが、現在ではカラカネトカゲ属に分類されているそうです。

　このプラスチックの容器の中には、そんなエジプトクサビトカゲが計11匹入っているとのこと。早速飼育するためのケージに移していきますが、エジプトクサビトカゲの砂に潜る習性を考え、ケージの中にはホワイトサンドという砂を敷いておいたそうです。

　現在3キロのホワイトサンドが敷いてありますが、少し足りなそうなので後日足す予定なのだとか。ケージの中にはさらに生き物の頭がい骨を模したシェルターと、水皿を配置。簡易的ではありますが、砂漠を再現したレイアウトが完成しました。

　ケージの準備が整ったところで、エジプトクサビトカゲを引越しさせることに。ケージに1匹ずつ引越しさせるとエジプトクサビトカゲたちは続々と、すごい勢いで砂の中に潜っていきました！

　アニマルタイガさんによると、エジプトクサビトカゲはは虫類ではあるものの、卵ではなく子どもを産む「胎生」だと思われるとのこと。調べてもあまり情報が出てこないのですが、カラカネトカゲが胎生であることから、おそらくエジプトクサビトカゲも胎生なのではないかと考えています。

　胎生であればいつの間にか妊娠して、いつの間にか子どもが増えているかもしれません。とはいえ砂に潜っていることが多いことを考えると、文字通り“気付いたら増えていた”という事態になりそうですね。なお、お迎えから4日後には、無事にエサを食べる姿を見せてくれたそうですよ。

　それから数日後。少し事情があり、エジプトクサビトカゲのケージ内の環境を変更したそうです。もともと敷いていたホワイトサンドに加えて、粒の大きな赤玉土を敷いてみたのだとか。

　実はお迎えの翌日、原因は不明ですが、11匹のうち1匹のエジプトクサビトカゲが死んでしまっていたのだそうです。その個体の口の周りにホワイトサンドがたくさんついていたため、細かすぎる土はよくない可能性があると考え、赤玉土も入れてみることにしました。

　潜ってしまっていてほとんど姿は見えないけれど、エジプトクサビトカゲたちは今のところホワイトサンドより赤玉土にいる時の方が多いようです。経過観察をしつつ全部赤玉土にするかどうかなど、環境について整備していきたいと考えているそうです。

　動画には、「ツチノコやん」「最初ミミズかと思った笑 トカゲなのか笑」「釣り餌のゴカイか何かかと思った」「つるんとした感じで綺麗なトカゲですね、最適な床材がみつかるといいですね」「新入りのみなさん元気に育ちますように。なんか砂を飼っている気分になりそうな気がしますが、面白そうですね」といったコメントが寄せられていました。

　YouTubeチャンネル「animaltaigaアニマルタイガ」では飼育しているは虫類たちの様子の他にも、YuRiKe THE GALLREY（は虫類やエキゾチックアニマルを取り扱う専門店）さんやインドネシアの繁殖施設で撮影した貴重な動画などを公開中。Instagram（＠animaltaiga8）やX（Twitter／@animaltaiga8）でも、情報を発信しています。

画像提供：YouTubeチャンネル「animaltaigaアニマルタイガ」