農水省が作況指数を廃止も「最後までオレたちは間違っていないと」石戸諭氏が批判

元毎日新聞記者のノンフィクションライター、石戸諭氏が17日、ABCテレビ「newsおかえり」（月〜金曜午後3時40分＝関西ローカル）に出演。番組では小泉進次郎農相がコメ（水稲）の出来具合を示す農林水産省の作況指数を廃止すると発表したことを取り上げた。

農林水産省は、24年産の「作況指数」は「平年並み」で収穫量は前の年より18万トンあまり多い679万トンと発表していたが、生産や流通の現場からは実態とは異なるのではないとの指摘があり、供給量の不足が価格高騰につながっているのではないかとの声が上がっていた。

石戸氏は「一番問題だったのはコメ不足であるということを最初から認めなかったことに尽きると思う」と指摘。供給量が不足するとした上で、政策を決めるところが、農水省は「最後までオレたちは間違っていないと言っている。間違いだったんだということをちゃんと言わないと」と批判した。