
急いでいると、いつもやっていることでも、うっかり忘れてしまうことがあります。ブログやInstagramで日常の出来事を漫画にして投稿しているべじべじなっぱさんは、あることをうっかり忘れてしまったために、大変な出来事に巻き込まれてしまったようです。
ある日、保育園に行っている息子の迎えを夫に頼まれたべじべじなっぱさん。時間がギリギリになってしまったことから、急いで電動自転車を走らせて保育園に向かいます。なんとかお迎えの時間に間に合い、息子と一緒に保育園前に置いた自転車の元へ向かうと、置いたはずの自転車がなくなっているのでした。
周りを見渡すも自転車は見当たらず、どうやらべじべじなっぱさんの自転車は盗まれてしまったようです。呆然とする彼女は、ふと先ほど保育園前に自転車を停めた際に、慌てすぎていたことから鍵をかけ忘れていたことを思い出します。自転車を盗んだ犯人への怒りを感じながらも、彼女は落ち着きを取り戻して警察に連絡をすることに。
その後べじべじなっぱさんは保育園から息子と一緒に歩いて帰り、自宅に来てくれた警察官に事情を話すことになります。警察官の話では、犯人は鍵が刺さっている自転車を見て突発的に盗んだ可能性が高いと推測されるとのこと。
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べじべじなっぱさんは警察に盗難届を出すものの、もしかしたら戻ってこないかもしれない自転車を思うと不安になり、近所のパトロールをすることを決意します。子どもたちを乗せて走った思い出や、17万円という諦めるには高額すぎる自転車の価格がべじべじなっぱさんを突き動かすのでした。
しかし午前2時まで捜し歩いたけれども、自転車を見つけることはできず、最終的には彼女の夢にまで自転車が現れるほど恋焦がれてしまいます。いつも自転車を置いている場所に自転車がない生活が始まった過ぎたものの、まだ悲しみの底に沈むべじべじなっぱさん。けれどいつまでも悲しんでいるわけにもいきません。そこで彼女は、子どもを連れて車でショッピングモールに遊びに行くことにするのでした。
たくさん思い出の詰まった自転車が盗まれた体験を、ギャグ満載で描いた同作には「法など無視した裁き具体的に知りたいw」「なんでこんなに面白いの」など絶賛のコメントが多くあがっています。そこでこの自転車盗難エピソードについて、作者のべじべじなっぱさんに詳しく話を聞きました。
21時くらいから探して帰ったのが夜中の2時
ー自転車が盗まれてしまった時の状況を詳しく教えてください。
鍵はいつも閉めていたのですが、この日は時間がギリギリだったので慌ててしまい、鍵をかけ忘れてしまいました。荷物もたくさんあって心身共にバタバタしておりました。悔やまれます、、、(泣)
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ー子ども達や旦那さんは自転車がなくなったことについて何か言っていましたか?
子ども達は私が自転車を盗まれてしまい落ち込んでいるのを見て励ましてくれました。「三人で乗った思い出はずっと心の中にあるよ」と言ってくれてとても嬉しかったです。しかし、かなり高額なものなので、すぐには思い出で片づけられなかったですね。
主人は「まぁもう無いものは仕方ないね、警察からの連絡を待とう」と冷静でした。いつも冷静なんですよね。
ーその日に探しに行かれたとのことですが、どのぐらいの時間探されましたか?
子どもの寝かしつけは主人に任せ、21時くらいから探して帰ったのが夜中の2時でした。警察の方に「半径3キロ以内の可能性がある」と言われたので、その言葉を信じて近くの商業施設や、放置自転車がありそうな場所を探しました。
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でもバッテリー狙いの犯行の可能性も捨てきれず、今頃バラバラにされて跡形もないかも、、、と、希望と絶望半々の気持ちで探しました。
ーその後、自転車は見つかったのでしょうか?
実はこの話はすでに完結して後日談も公開しています!無料電子書籍にもまとめているので(オマケもあるので)気になる方はぜひダウンロードしてください!
(海川 まこと/漫画収集家)