円下落、一時160円台=1カ月ぶり、為替介入前の円安水準
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2026年06月03日 10:02 時事通信社

3日の東京外国為替市場で、円相場は一時、1ドル=160円台に下落した。政府・日銀が為替介入を実施したとみられる4月30日以来、約1カ月ぶりの円安・ドル高水準。米イランの戦闘終結に向けた協議が見通せず、「有事のドル買い」が強まり、円は売られた。
午後5時現在は159円70〜71銭と前日比02銭の円安・ドル高。
米中央軍は2日、イランが周辺国に発射した複数の弾道ミサイルと無人機を迎撃したと発表。同国南部ケシム島の軍事施設への攻撃も行った。イラン紛争の長期化懸念から、原油先物市場で米国産標準油種WTIが1バレル=95ドル台に上昇。エネルギーを輸入に頼る日本の貿易赤字が拡大するとの見方も、円売りを強めた。
政府・日銀は4月末以降、計11.7兆円の為替介入を実施した。円相場は一時155円付近まで急騰したが、わずか1カ月で介入前の円安水準に戻った。市場からは「介入は円安進行のスピードを抑制することはできるが、貿易収支悪化などによる円売りを止める効果はない」(シンクタンク)との見方が出ていた。
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