「センバツ」に関するニュース (141件)

◆ 初の頂点か、22年ぶりの頂点か  『第96回選抜高等学校野球大会』は大会10日目の30日に準決勝2試合が行われ、健大高崎(群馬)と報徳学園(兵庫)が決勝進出を決めた。  第1試合の星稜(石川) − 健大高崎(…

 野球の勝敗は、数値で表わせないもので決まることがある。たとえば、勢い、流れ、運......などなど。広陵(広島)と青森山田(青森)との一戦は、最後まで展開の読めない激闘となった。【7回までノーヒットの快投…

 野球をしているすべての人のお手本になるようなピッチングだった。120キロ台のストレートでも強打者を抑えられることを、山梨学院のサウスポー・津島悠翔(はると)は証明してみせた。【30キロの緩急差で相手打線…

【九州王者に5安打完封勝利】 初めての甲子園で、2試合続けて自分の力を発揮するのは難しい。しかし、阿南光(徳島)のエース・吉岡暖(はる)は完投勝ちした初戦を上回るピッチングを披露し、九州王者の熊本国府…

 とにかく飛ばない──これが、今春から導入された低反発の「新基準バット」の感想だ。 本題に入る前にあらためて新基準バットについて紹介したいと思う。きっかけとなったのは、2019年夏の甲子園で岡山学芸館の投…

 甲子園球場にけたたましいサイレン音が鳴り響くなか、大阪桐蔭の背番号1・平嶋桂知(ひらしま・かいち)の投じたストレートは、うなりをあげて増田湧太のミットに突き刺さった。その直後、バックスクリーンに「14…

 今センバツは、低反発の「新基準バット」が導入されて初めての大会。さまざまな影響が取り沙汰され、検証も行なわれるはずだが、打球の飛びが抑えられたことで「投手優位」の傾向が出るのは間違いない。となると、…

 今朝丸裕喜(けさまる・ゆうき)を取材したことのある同業者から「少し変わったところのある子なので、話をすると戸惑うかもしれません」と言われていた。 3月22日、愛工大名電(愛知)とのセンバツ初戦を終え、…

センバツ完全試合投手・松本稔 インタビュー 中編(全3回)【完全試合で1000通のファンレター】 1978年センバツの高校野球史に残る甲子園初の「完全試合」。群馬・前橋高(通称・マエタカ)のその後について少しだ…

センバツ完全試合投手・松本稔 インタビュー 後編(全3回)【託された古豪・キリタカの再建】 指導者としても一度は出たいと思っていた甲子園。それを26歳の時に群馬中央、41歳の時には母校・前橋で叶え、「そのせ…

センバツ完全試合投手・松本稔 インタビュー 前編(全3回)【"フロック"は否定しない】 センバツ高校野球は、1924年の第1回大会から今春で100年を迎えた。1世紀におよぶ歴史のなかで、「完全試合」が…

下窪陽介インタビュー(後編)前編:「下窪陽介はいかにして鹿児島県初の甲子園優勝投手となったのか?」はこちら>> 鹿児島実業のエースとして1995年秋の九州王者に輝いた下窪陽介は、1996年センバツ出場に向けて…

下窪陽介インタビュー(前編) 開会式では、岡本真夜の『TOMORROW』が入場行進曲として銀傘に響き渡っていた。前年に発災した阪神・淡路大震災から、誰もが明るい「明日」が来ることを信じ、復興へと歩みを進めてい…

 強いチームには必ず名捕手がいる──。健大高崎(群馬)の試合を見ていると、その鉄則を思い出す。 捕手・4番・主将と重責を担う箱山遥人(はこやま・はると)。3月19日のセンバツ初戦・学法石川(福島)では、…

 カツッ! 甲子園球場に乾いた打球音がこだまする。金属バットの高音ではなく、木製バットがボールを弾く音が響くのは新鮮だった。 3月21日のセンバツ大会4日目に登場した青森山田は、ふたりの選手が木製バット…

大阪桐蔭初の春夏連覇「藤浪世代」のそれから〜小柳宜久(前編) 大阪桐蔭が春夏連覇を達成した2012年当時の3年生に、同級生のひとりである小柳宜久について尋ねると、かなりの確率である場面のことを挙げてくる。…

大阪桐蔭初の春夏連覇「藤浪世代」のそれから〜小柳宜久(後編)前編:自称「大阪桐蔭で一番下手だった」男の唯一のエピソードはこちら>> 大阪桐蔭での3年間を終えた小柳宜久が進んだのは、東京にある明星大。昨…

 投球練習を1球投げた段階で、違和感を覚えた。 高尾響(広陵)の投球フォームが変わっている。すぐさま昨秋の投球動画をチェックすると、違和感は確信に変わった。セットポジションから左足を上げる際の動作が、…

 今センバツで注目の強打者ツートップといえば、スリランカ出身の両親を持つ大阪桐蔭のラマル・ギービン・ラタナヤケと、ロシア出身の両親を持つ豊川のモイセエフ・ニキータだ。モイセエフは初戦敗退したが、阿南光…

 高校野球は水面下で情報戦が繰り広げられている。甲子園の組み合わせ抽選会が終わると、どのチームも対戦相手の映像探しに躍起になる。 以前、ある監督が冗談めかしてこんなことを言っていた。「ウチは明治神宮大…

 甲子園の新スター誕生の予感漂う第96回選抜高校野球大会(13日間、甲子園)が18日に開幕した。  投手では報徳学園(兵庫)の最速151キロ右腕・今朝丸裕喜や八戸学院光星(青森)のエース左腕・洗平比呂、野手で…

 18日に開幕した第96回選抜高校野球では、出場32校のほかに、補欠校として21世紀枠の2校を含む20校が名を連ねている。これまでに補欠校が繰り上げ出場したのは13例。大会直前に代替出場が決まり、調整不足で本番に…

別海高校〜甲子園初出場までの軌跡(5) 秋の北海道大会で目標のベスト4を達成した別海高校は、まもなくして翌春に開催されるセンバツの21世紀枠候補に選出された。 監督の島影隆啓が、選手たちに明示する。「セ…

 今春の選抜高校野球大会(センバツ)から新たなルールの運用が始まっている。新基準バットの導入と投手の二段モーション解禁ばかりが話題になっているが、タイムにまつわるこんな新規則も盛り込まれている。<内野…

 創設100年を迎える第96回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)が18日、阪神甲子園球場で開幕。今大会の応援イメージキャラクターを務める、4月から高校2…

 第96回選抜高等学校野球大会の応援イメージキャラクターを務めるモデルの近藤結良(こんどう・ゆら)が18日、開会式に合わせて阪神甲子園球場を訪れ、選手たちの入場行進を見守った。 【写真】爽やか&キュートな…

別海高校〜甲子園初出場までの軌跡(1) 島影隆啓はいつもと変わらず朝3時に起床して素早く身支度を整え、自宅から数百メートルの場所にあるコンビニエンスストアへ向かった。父親がオーナーの店舗では副店長を務…

 今年の選抜は、投手も野手もプロのスカウト陣が注目するドラフト候補が多いと見られている。その中でも昨年秋のプレーぶりから野手の筆頭候補が、豊川が誇る強打の外野手、モイセエフ・ニキータだ。 ▼ モイセエ…

 昨年秋は全体的なレベルが高いと言われた関東大会を制し、続く明治神宮大会でも準優勝を果たすなど、安定した戦いぶりが目立った作新学院。2年連続の出場となる選抜でも優勝候補の一角に推す声も多いが、チームの…

 一昨年は松尾汐恩(大阪桐蔭→DeNA1位)、昨年は堀柊那(報徳学園→オリックス4位)、鈴木叶(常葉大菊川→ヤクルト4位)と選抜で活躍した高校生キャッチャーが相次いでプロ入りを果たしている。今年も彼らに続く…

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