在宅勤務でも「仕事部屋なし」が約6割　生活音と家族に囲まれて働く現実…集中できない声も多数

在宅勤務がすっかり定着しましたが、家庭内で働く場所に悩む人は少なくありません。自宅で仕事をすることがある全国の男女291人に聞いたところ、約6割の人が「自宅に仕事専用の部屋がない」と回答しました。2025年4月〜5月にかけて家具の通販を手がけるVALVANNE（バルバーニ）と株式会社NEXERが共同で行った調査で明らかになりました。

【グラフ】自宅に仕事用の部屋がありますか？…調査結果を見る

自宅に仕事用の部屋が「ない」人が過半数

まず「自宅に仕事用の部屋があるかどうか」を尋ねたところ「ある」と回答した人が42.3％、「ない」と回答した人が57.7％で、「ない」という回答が過半数を占めました。

「ある」と答えた人からは、次のような仕事部屋の実態が寄せられました。

▽「PCとスマートフォンがあるだけの部屋です」（30代・男性）
▽「作業用デスクがあり、在宅ワークができるように用意した部屋です」（30代・女性）
▽「本棚に必要な資料が揃っている部屋」（30代・女性）
▽「電動昇降机など環境を整えました」（30代・男性）
▽「資料用の本棚が6つ。PC3台。モニター2面。プリンター1台。仕事以外なにもできない広さです」（50代・男性）

限られたスペースを工夫して使い、集中できる環境を整えている人が多いようです。

「こだわりの家具がある」人も3割超

次に、自宅に仕事用の部屋がある人に、「自宅の仕事部屋にこだわっている家具があるかどうか」を尋ねたところ、「ある」と答えた人は30.1％にのぼりました。

仕事用の部屋の家具については、30.1%の人が「こだわりがある」と回答しました。特に椅子にこだわる人が多く見られ、

▽ ゲーミングチェア、長時間座っても疲れにくい。（50代・男性）
▽ ゼログラビティチェアを置いて、疲れたときにいつでも横になれるようにしている。（60代・男性）

という意見がありました。そのほかにもデスクの高さや色合いなど、仕事の効率や身体の負担を考えた工夫が随所に見られます。

集中できない理由は「生活音」や「家族の存在」

「自宅での仕事はどれほど集中できるか？」という質問には、18.2%が「あまり集中できない」「全く集中できない」と回答しました。その理由としては、

▽ 仕事の専用部屋がないから。（40代・男性）
▽ 子供がいるし、部屋が片付いていないから。（40代・女性）

といった理由が挙げられました。

一方で、「とても集中できる」「まあまあ集中できる」と答えた人からは、

▽ 1人で自分のペースで仕事ができるので気が楽だから。（30代・女性）
▽ 周囲にうるさい人がいないから。（40代・女性）

など、周囲にペースを乱されず働ける環境が整っているからこその「働きやすさ」を感じる声がみられました。

【出典】
▽株式会社バルバーニ

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