デジタルギアを連れてワーケーションしよう!【デジタルギアを連れてワーケーションしよう!・6】野鳥もパートナーを見つけて子育ての季節。ヤツクルベースの野鳥専用物件にも内見に来るお客様が続々です。あいにくとまだ入居者は決まっていないのですがシジュウカラが内見にきてくれました。
その他の画像はこちら●ヤツクルベースで人と人がつながるのがうれしい
僕が運営する八ヶ岳南麓の小さなコワーキングスペース「ヤツクルベース」。利用客は八ヶ岳地域の方と遠方の方が半々くらいです。当初想定していたより地元客のご利用が多い印象ですね(当初は首都圏からのワーケーション利用がメインだろうと想像していました)。
そこで利用者に聞いてみたのですが、理由は大きく二つですね。
一つは「出先でちょっと仕事できる場所がない」。いわゆる「スタバなう」ができないんです。だってスタバがないんだもん。個人経営のカフェはランチタイムが終われば夜まで閉店。電源やWi-Fiのないところも多く、ヤツクルベースが便利なのだそう。
二つめは「環境を変えたい。他の人と話がしたい」。これはまさにコワーキングスペースの価値ですね。いつもは家で仕事してるからちょっと環境を変えたい。いつもは1人で仕事してるから人と話しながら仕事したい。
これはうれしい意見でした。僕はヤツクルベースをフリーランスやリモートワーカーの交流の場に育てていきたいと考えています。面白い人が集まる面白い場所。もっともっと交流できるようなイベントも開催したいな。
●八ヶ岳暮らし最大の苦行 それが草刈り
この季節、ヤツクルベース自慢がテラスから見る緑の庭。なんですが、梅雨入り後ぐんぐん雑草が伸びています。ちょっと地域イベントや出張で出かけていたら、あっという間に草ボーボーです。
以前の家では年1〜2回しか草刈りをしませんでした。庭に野菜や花があるわけでもないし、伸ばし放題でもどうせ冬には枯れるから、程度に考えて荒れるままにしてたんです。でも今はヤツクルベースとして営業している庭ですしねえ。
僕はもともときれいに花を育てるようなガーデニングより、自然な緑の庭の方が好みなんですが、あれはナチュラルガーデンというきちんと管理された庭なんですね。放置してああなるわけではないようです。知りませんでした。
放置していると駐車スペースにも次々と雑草が伸びていきます。さすがに車を停めるとこが雑草ボーボーというわけにはいきませんからね。ナチュラルガーデンというよりはワイルドガーデンですが、定期的に草刈りをしています。
でもね、正直なところ面倒くさいです。草刈りって八ヶ岳暮らし最大の苦行だと思います。だって刈っても刈ってもすぐに生えてくるんですよ。冬の雪かきのほうがずっと気が楽です。というか八ヶ岳南麓の雪なんて放置しても2〜3日で融けちゃいますしね(毎日大雪が降るようなところでは大変だと思います)。
●夏の草刈りは八ヶ岳暮らし最大の苦行
そんな僕にとって苦行の草刈り。できるだけ楽にできるように便利な道具を探しました。都会に住んでいる人で草刈り機を持ってる人ってあまりいないと思いますが、八ヶ岳では草刈りは日常の作業。近くのホームセンターに行けばいろんな種類の草刈り機が並んでいます。
一番人気は刈り払い機です。先端に円盤状の歯がついていて、それが回ることで雑草を刈ります。でも一言で刈り払い機と言ってもいろんな機種があるんです。できるだけ安くて楽に草刈りできるのがいいですよね。
というわけで今回は草刈り機(刈り払い機)の選び方を紹介します(都会に住んでる人にはあまり役に立たない情報ですね)。
●草刈り機にはモーター式とエンジン式がある
まず、モーター式とエンジン式があります。もちろんそれぞれにメリット・デメリットがあります。
最近人気なのが充電式。マキタやハイコーキといったブランドが人気です。モーターを利用するので音も静か。バッテリーで動くのでどこにでも持っていけます。いいことづくめで人気なのですが、実は弱点も。
充電式の弱点は電池切れ。大体20分くらいで電池切れになってしまいます。もちろんバッテリーを交換すればいいのですが、専用バッテリーの値段が高いんです。人気ブランドの製品と予備バッテリーをあわせると5万円を超えてしまいます。
そこまでお金をかけたくない人にはガソリンエンジン式が人気です。バッテリーと違って長時間利用できます。ガソリンエンジン式は充電式より軽いのも魅力。軽量・長持ちなので畑や河原など広い場所での草刈りに便利ですね。
ホンダなどのブランドが人気です。ただ、ガソリンエンジン式は自分のすぐ近くでエンジンが稼働しているので排気ガスの匂いが気になります。エンジンなので充電式よりも音や振動も大きくなります。
どちらも一長一短があるんですよね。どうしたものかなあ。
●そこで第三の選択肢 電源コード式を選んだ
そんなときに見つけたのが電源コード式の刈り払い機。モーターを使うから音も振動もエンジン式ほどでもありません。そしてAC電源を利用するので20分で電池切れ、なんてこともありません。しかもバッテリーがないから軽量だし値段も手頃。2万円ちょっとで手に入ります。
「これは最強なのでは?」ということで早速京セラの電源コード式刈り払い機を購入しました。これで一気に庭の草刈りも片づけちゃいましょう。
と思ったんですが、電源コード式にも弱点はありました。常に自分の後ろに尻尾のようなケーブルがあるのも、思ったより邪魔でした。まあ慣れの問題ですけどね。
あと、当たり前なんですがAC電源コンセントがないと使えないんですよね。10mのケーブルが付いてくるんですが、10mだと庭の端まで届かないんです。
●電源コード式もポタ電を組み合わせれば弱点克服!
そこでポタ電と組み合わせることにしました。ポータブル電源。いわゆる大型バッテリーです。もともとはオートキャンプや車中泊用に買ったんですが、あまり出番がなかったアイテムです。
もちろんポタ電でも電池切れはあるんですが、そこは大型バッテリー。充電式刈り払い機のように20分で電池切れになることはありません。実際に草刈りをしてみると1時間くらいは持ちます。
そもそも1時間以上、草刈りを続けていると体力が持ちませんからね。ちょうどいいくらいです。ポタ電は片手で持てるので、時々場所を動かせば10mの電源ケーブルで十分庭全体をカバーできます。ポタ電と組み合わせれば電源コード式も弱点克服。便利ですよ。
●夏は涼しい八ヶ岳南麓でワーケーションを体験しよう
今回は、草刈り機とポタ電の紹介でした。都会で暮らしている人には縁がない道具かもしれませんが八ヶ岳では必須アイテムです。
これからの季節は涼しい八ヶ岳でワーケーションはいかがですか? 皆さんに楽しんでもらえるよう苦行に耐えて草刈りも頑張っています。(TMR・玉利裕重)
玉利裕重(たまさん)
八ヶ岳南麓のひとり法人(合同会社TMR)代表。外資系IT企業からのんびり田舎暮らしへ。小淵沢で小さなコワーキングスペース「ヤツクルベース」の開業準備中です。「田舎でのんびり起業」を目指すビジネスコミュニティ「ヤツビジ」も運営中。お問合せ・ご相談はこちらのメールへどうぞ( contact@tmr-llc.jp )