トヨタ・カローラクロスにGRスポーツが新設定。ボディ剛性強化や足回りチューニングで走行性能アップ

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2025年05月23日 15:20  AUTOSPORT web

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トヨタ・カローラクロスに新設定されたGRスポーツ。専用装備を搭載して8月4日の発売が予定されている
 トヨタ自動車とTOYOTA GAZOO Racingは5月23日、カローラシリーズのSUVモデル『カローラクロス』を一部改良して発売するとともに、走行性能を高めたGRスポーツを新設定したと発表した。GRスポーツは8月4日の発売が予定されている。

 新たに追加されたカローラクロスGRスポーツは、GRが取り組む『モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり』で培った知見を活用し、ボディ剛性の強化や足回りのチューニングを実施。GRヤリスやGRカローラなどのGRシリーズ開発ドライバーも携わりながら、走行性能を高めている。

 シャシーでは、ベース車の高いボディ剛性をより高水準にするため、ロアバックにリヤバンパーリインフォースが設定され、高い操縦安定性とフラットな乗り心地を追求。足回りではフロントとリヤのサスペンションに、フロントロアアームNo.1、No.2ブッシュ高硬度化、リバウンドスプリング内蔵式ショックアブソーバ採用、コイルスプリングばね定数変更、車高10mmダウンによる低重心化を施し、操舵応答性・安定性と質感の高い乗り心地を高次元で両立しているという。

 パワートレインには2リッターのM20A-FXSエンジンを搭載し、GRスポーツ専用のハイブリッドシステムと10速シーケンシャルシフトマチックの組み合わせにより、力強い動力性能と優れた燃費性能を実現。専用の“SPORT”走行モード時には、加速時のレスポンスを高めるためにエンジン回転数が通常時より高く維持され、気持ちの良いスポーツ走行を楽しめる。

 エクステリアでは、専用19インチアルミホイールやレッド塗装ブレーキキャリパーなどに加え、進化した『Functional MATRIXグリル』をフロントバンパーに採用。サイドの開口部で空気の流れを最適化し安定性を確保するとともに、アッパーグリルはヘッドランプ造形を一文字につなげたデザインにされ、アッパーを薄く、アンダーを低く構成することで、低重心と安定感が強調された。

 インテリアにはGRロゴ付の専用スポーツシートを採用。このシート表皮のメイン材には身体が滑りにくいスエード調表皮が採用されており、正確なステアリング操作に寄与するとともに、グレーのステッチやベゼル加飾など、機能性とデザイン性にもこだわっているとのこと。

 そのほかにも多数の専用装備が搭載されるカローラクロスGRスポーツ。メーカー希望小売価格は389万5000円(税込)とされ、8月4日の発売が予定されている。詳細は以下の公式サイトまで。

・TOYOTA GAZOO Racing カローラクロスGRスポーツ公式サイト:https://toyotagazooracing.com/jp/gr/corollacrossgrs/・トヨタ自動車 カローラクロス公式サイト:https://toyota.jp/corollacross/

[オートスポーツweb 2025年05月23日]

このニュースに関するつぶやき

  • せっかくSUV化したのに車高を下げるなら端からカローラスポーツでいいやん。
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