JASRAC徴収額が初の1500億円台 動画配信・ライブ市場が成長、音楽教室からは約9.3億円徴収

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2026年05月20日 18:30  オリコンニュース

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JASRAC 2026年定例記者会見より (C)ORICON NewS inc.
 日本音楽著作権協会(JASRAC)が20日、東京・けやきホールで2026年定例記者会見を開催し、2025年度の著作物使用料徴収額が過去最高となる1523億2000万円を記録したことを発表した。前年度比5.4%増となり、1500億円台に到達するのは初めて。分配額も1518億5000万円となり、こちらも過去最高を更新した。

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 増収をけん引したのは、サブスクリプションサービスや動画配信を中心としたインタラクティブ配信分野と、コンサートなどの演奏分野。インタラクティブ配信の徴収額は前年比9.6%増の618億円となり、そのうち音楽サブスクリプションサービスが前年比6.6%増の259億円、動画をともなう音楽利用が10.1%増の311億円を記録した。動画に関しては、Netflixなどのサブスクリプションサービスや、YouTubeなどの動画投稿サービスのユーザー増加や市場拡大にともなう徴収増があったとした。

 一方、コンサートやライブなどの演奏分野も好調で、徴収額は前年比11.9%増の291億円。ドームやアリーナクラスの大規模公演の増加が寄与し、上演・演奏会等の徴収実績は26.9%増の151億円に達した。

 分配面でも、インタラクティブ配信の分配額は594億円となり、JASRAC全体の約4割を占める規模に拡大。放送・演奏の分野を上回る主要分野へと成長した。また、演奏等分配額は286億円となり、ライブ市場の回復と大型公演の増加が数字にも反映された。

 さらに、海外からの分配額も前年比20%増となる25億円を記録。日本の音楽産業が“外貨獲得の成長分野”として期待されていると説明した。

 会見では、生成AIへの対応についても言及。JASRACは、クリエイターが安心して創作に専念できるAI利活用の実現を目指すと説明し、日本の音楽市場に与える影響について調査を開始するとした。また、AIを利用した作品の届け出に関するガイドライン作成も進めているという。

 昨年、音楽教室からの著作権使用料の徴収に関して話題となったが、2025年度は全体の約8割にあたる約6000校の音楽教室から、過年度分を含めて約9.3億円を徴収したとし、「ご理解をいただいてありがたい」と説明した。

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