11月は、七五三の季節ですね。かわいい子どもの晴れの日をどんな形で迎えようかと、あれこれ考える時期になりました。
本来、七五三は11月15日に参拝するものですが、混雑なども考慮し早いと9月から、撮影においては、オールシーズン対応する写真館も増えてきているそう。
撮影内容も、和装、洋装と何通りかのパターンで撮影する家庭が多く、その流れもあってか、参拝に訪れる子どもの姿にも、変化が見られるようになってきたのです。
今回は自身の子ども2人がダブルで七五三を迎える筆者が、七五三について考えていきます。
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七五三の意味を改めて見てみると、それぞれ、子どもが大人になるための段階を与えているように思います。成長の証、社会の一員になるためのステップになっています。
3歳……髪置き(かみおき)の儀式
男女問わず3歳頃から頭髪を伸ばし始める
5歳……袴着(はかまぎ)の儀式
江戸時代の男性の正装であった袴を、男児が初めて身につける
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7歳……帯解き(おびとき)の儀式
女児が着物を結んでいた紐から、成人と同じ帯をつける
(※1)浦幌神社HPより
七五三のお参りと聞くと、子どもは着物を着ている姿を思い浮かべる人が多いですよね。
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ところが最近では、特に3歳の幼い子どもに着物を着せて出掛けることは負担になると懸念され、男の子も女の子もフォーマルな洋装姿が多くなりました。
筆者の上の子が三歳のとき、七五三の参拝では5組中1組くらいは洋装だったと思います。
女の子は清楚なワンピース、男の子はスーツが多かったです。
最近では、女の子は撮影の流れからかドレスで参拝に行く子もいるそう。
これには世間も賛否両論があり、「正装とは言えない」や「コスプレなのでは?」という声が上がっている一方で、「子どもが喜ぶ」「脱ぎ着が簡単」「安く済む」などの声もあります。
実は近年、七五三は写真撮影のイベントだと思って、参拝することを知らない親が増えているそうです(※2)。
七五三は、神様に子どもの健やかな成長を感謝し、ますますの成長をお願いする行事。
場合によっては、意図して記念撮影だけということがあるかもしれませんが、子どもに教える意味でも神社に足を運ぶ機会があるとよいかもしれません。
負担の多いママに無理のない範囲で参拝に来てもらえるようにと、神社側から衣装に関する指摘というものはあまり見かけません。“少しよそいきの服装”で十分だということです(※1 ※2)。
つまり、ドレスでもOKなのです。
古き良き日本の文化を守りたいという願いもあるのでしょうが、大切なことは服装ではなく、七五三を迎えた子どもを祝って、今後の健やかな成長を祈願することです。
服装や髪型など外見に全力を注ぐよりも、子どもの体や心の成長を心から祝福したいですね。
【参考・画像】
※1「七五三参り」浦幌神社
※2「七五三詣について」尼崎総氏神 貴布禰神社
※ クッポグラフィー横浜港北店
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