歯科医「痛かったら手を挙げてください」挙げても治療は止めてくれない→この真意とは?

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2025年05月15日 08:00  まいどなニュース

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歯科医「痛かったら手をあげてくださいね」の真意とは?(RomanR/stock.adobe.com)※画像はイメージ

「私の掛かり付けの歯科医は『痛かったら手を挙げてください。止めませんけど』と言ってました。で、痛いので手を挙げようとしたら、やんわり押さえつけて下げられました」

【体験エピソード】歯科医での体験談を見る

安達裕章さん(@adachi_hiro)が歯医者にまつわる体験談をX(旧Twitter)にて紹介。その驚くべき内容にたくさんの反響がありました。

「痛かったら手を挙げてください」

歯科医でよく耳にする定番のセリフです。

しかし、安達さんは主治医の先生に、「手を挙げても止めません」と驚きの宣言をされてしまったとか。しかも、手を挙げようとしたら、やんわり押さえつけられて、手を下げられてしまったといいます――。

「手を挙げて」という本当の理由

安達さんに当時の状況について詳しくおうかがいしました。

これは10年ほど前のエピソードだそうです。

当時、虫歯の治療のため、歯科に通っていた安達さん。

「かなり放置していたため、深いところまで虫歯が進んでおりまして、正直、痛みもありました」(安達さん)

ある日のこと。主治医に「痛かったら手を挙げて」と言われたのち、治療がはじめられました。

「その日はたびたび痛みを感じ、何度か手を挙げました。最初の1、2回は手を止めて『痛いよね、じゃあうがいして』とか対応してくれたのですが、その後手を挙げようとしたら『やんわりと押さえられ』ました」(安達さん)

その時は止めることなく治療は続けられたそう。ですが、一段落したところで、主治医の先生は治療台の背もたれを起こすと、「あのね――」と話しはじめたといいます。

先生曰く、患者が痛みを感じるのは、ドリルの先が生きている神経に近付いているというサイン。患者に手を挙げてというのは、より慎重に治療を行うべきポイントを知るためであり、「痛いから止めます」という意味ではない――と、安達さんは教えられたといいます。

確かに、患者が痛がる度に施術を止めていたら、いつまでたっても治療は終わりません。患者の痛みを知るのは、医師が治療を行ううえで必要なことだったのですね。

安達さんは、手を下げられたことは違う――と正直感じつつも、先生の話には納得できたといいます。

その後、先生は治療を再開。その日はずいぶん長く治療をしてもらったそうです。

そんな安達さんのエピソード。

Xのリプ欄にも、歯医者での同様の体験談を紹介するコメントが多く寄せられていました。

「私も『痛かったら手を挙げてくださいね』と言われたので、めちゃくちゃ痛くて手を挙げたら『そうですね。痛いですね。我慢してください』と言われた。優しい先生なだけにサイコ味があった」
「うちの歯科医は『痛くても治療が終わった患者さんは全員耐えていますから』とか生存バイアスみたいなことを言ってくる」
「私のかかりつけ医は治療の際、自分の身体で覆いかぶせて、手が挙がらないようにしてました」
「『今止めるとまた最初から痛いけどいいの?』隣にすわる小学生に優しく語る先生を見て我慢することを決意した」
「通ってる歯医者さん、痛がったらちゃんと止めてくれるだけでなく、風や水でびっくりしてビクッてなっただけでも、痛みがあったか確認してくれる神」

  ◇  ◇

安達さんは、今でもその歯医者さんと付き合いがあるそう。

ですが、最近では時流もあり、すぐに麻酔をしてくれるようになったため、当時のようなやりとりをすることはあまりなくなったといいます。

(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・竹中 友一(RinToris))

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  • うちも追加で少し麻酔してもらった。それと反☆響ノルマやめろ。
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