Uber、乗合バスのような「Route Share」や回数券など新サービス

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2025年05月15日 09:51  ITmedia NEWS

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イベントで語るダラ・コスロシャヒCEO

 米Uber Technologiesは5月14日(現地時間)、ニューヨークのThe Oculusで開催したイベント「Go-Get 2025」で、固定ルートの乗り合い乗車券や会員パスの拡大など、“毎日の出費を節約できる”一連の新サービスを発表した。


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乗合バスのようなRoute Share


 「Route Share」は、平日の通勤時間帯に利用できる相乗りサービスで、ユーザーはバス停のような乗降ポイントまで短距離を歩くことで、最大50%の割引が受けられる。平日の通勤時間帯に、混雑する主要なルート沿いで20分ごとにピックアップがある。通勤費の福利厚生の対象とするために、雇用主との提携も検討される予定だ。


定期や回数券のようなRide Passes


 「Price Lock Pass」は、月額2.99ドルで特定のルートの価格を固定できる定期券のようなサービス。毎月最大10ルートのパスを購入できる。


 「Prepaid Pass」は、決まったルートでの複数回分(5、10、15、20)の乗車料金を前払いできる回数券のようなサービス。前払いする乗車回数が多いほど割安になる。


Commute AlertsとCommut Hub


 AIを活用した「Commute Alerts」は、個人の乗車履歴、利用可能なドライバー、リアルタイムの価格トレンドに基づいて、配車をリクエストする最適な時間を通知する機能。自宅と職場の詳細を入力することで利用できる。


 この機能は、新アプリ「Commute Hub」で今夏に提供開始する予定だ。


Uber Eats Savings Slider


 Uber Eatsアプリに「Savings Slider」が追加される。買い物リストを作成すると、アプリがストア内の価格を比較したり、リスト上のアイテムについて、安価で販売している近くの食料品店を推奨したりする。スライダーを右にスライドすると、より良い取引を確認できる。


Dine Out


 「Dine Out」は、米OpenTableとの提携によってUber Eatsアプリから直接レストランの予約を可能にする機能。北米や英国など、一部の地域で間もなく利用可能になる。


Shared Autonomous Rides


 「Shared Autonomous Rides」は、4月に発表した独Volkswagenとの提携によって開始される初の共有自動運転配車サービス。Volkswagenの「ID. Buzz AD」で、2026年初頭にまずはロサンゼルスで開始する計画だ。


Uber Oneの新特典


 UberとUber Eatsで利用できるサブスクリプションサービス「Uber One」で、Uber Rentを利用したり、UberでLimeに乗車したりすると、10%のUber Oneクレジットが還元されるようになる。


 また、16日から23日まで開催する初のUber One Member Day期間中は、例えばUber Blackが20%オフに、Comfort Electricが40%オフになるなどの大きな割引が実施される(開催地域については発表されていない)。



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