天皇陛下、日本学士院授賞式に＝６年ぶり茶会、愛子さまも出席

　天皇陛下は１０日、東京・上野の日本学士院会館で開かれた日本学士院賞の第１１５回授賞式に出席された。受賞者は９人で、脳の活動を測定できる機能的磁気共鳴画像法（ｆＭＲＩ）を開発した東北福祉大特別栄誉教授の小川誠二さん（９１）には併せて恩賜賞も贈られた。

　陛下は授賞式後、小川さんから説明を受け、「今までの研究で一番ご苦労なさったことは」などと質問していた。

　続いて皇居・宮殿で、受賞者らを招いた茶会がコロナ禍を経て６年ぶりに開かれた。陛下は冒頭「今後ともそれぞれの分野の発展のために力を尽くされますよう願っています」とあいさつ。体調を考慮し授賞式には出席しなかった皇后さまも、受賞者らと歓談した。秋篠宮ご夫妻のほか、両陛下の長女愛子さまが初めて同席した。