紅茶初心者必見! 「専門店はハードルが高い」そんな人へ ティーアドバイザー厳選の“スーパーで買えるオススメ紅茶”

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2025年05月17日 11:03  ねとらぼ

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ねとらぼ

身近で買えるオススメ紅茶は?

 紅茶に興味があるけど専門店はハードルが高い……そんな初心者に向けてティーアドバイザーがスーパーで買えるオススメの紅茶を紹介する動画が参考になります。


【画像と動画】スーパーで買えるオススメの紅茶を見る


●紅茶ビギナーに向けた身近なおいしい紅茶情報


 日本紅茶協会認定ティーアドバイザーの資格を持ち、紅茶のレビューやおいしい飲み方などをYouTubeで発信するMiiさん。今回紹介する動画では、初心者の人が身近なところで買える紅茶を飲んで「おいしいな」「好きだな」と思えるよう、スーパーで買える紅茶ブランドから4種をピックアップしています。


 それぞれのブランドの歴史や展開する商品の特徴、定番商品、オススメ商品などを紹介。さらに、スーパーで買える紅茶の中で一番おいしいと思う紅茶も発表しています。


●日東紅茶


 日東紅茶は1927年(昭和2年)創業の日本初の紅茶ブランド。紅茶を国内に広めるために淹れ方や楽しみ方を積極的に発信してきた歴史があり、Miiさんは「日東紅茶がなかったら 日本に紅茶文化が広がってなかったかもしれない」と称えています。


 Miiさんが思う日東紅茶の特徴については、ティーバッグ、リーフティーだけでなく、粉末のインスタントなど商品展開の豊富さ、リニューアル商品や期間限定商品などを含めた新商品のコンスタントな発売があることだといいます。


 また最近、オンライン工場見学やアフタヌーンティー講座などのイベントや、アニメや人気声優とのコラボ企画を実施していることについて、新規の紅茶ファンを獲得しようとする、創業時からの変わらない姿勢であり、それが愛され続けている理由だと思うと語りました。


 日東紅茶の代表商品は、デイリークラブ。味や香りについて、「程よいコクと渋みがあり、茶葉にセイロンティーがブレンドされているためか、爽やかさがあって切れの良い飲み心地の紅茶です」とレビューしています。「朝食、ティータイム、お仕事中など、どんなシーンにも、どなたにも飲みやすい」とも語っていることから、オールマイティでクセのないお茶のようです。


 さて、Miiさんが日東紅茶の中でイチ押しなのは「ミルクとけだすティーバック スパイス香るチャイ」です。「ミルクとけだす」のシリーズはティーバックの中に粉末のミルクが入っていて、「お湯だけでミルクティーが作れちゃう本当に画期的な商品」と絶賛。


 特にオススメするフレーバー「スパイス香るチャイ」については、シナモンやカルダモンのスパイスの風味はしっかり感じるけれど、ミルクでマイルドになっていて、ほっとリラックスできる味になっているそうです。チャイをあまり飲んだことがない人にもオススメできる味だとしています。


 そのほか、フルーツの香りやスイーツのような甘い香りが好きな人に、6種類のフレーバーが入ったアソートの「デイリークラブ 6バラエティパック」もオススメしています。最近リニューアルし、現在のフレーバーは、「日向夏&ゆずティー」「ブルーベリー&ラズベリーティー」「ピーチ&ライチティー」「マロンキャラメルティー」「マンゴー&オレンジティー」「アップルティー」になりました。 


●リプトン


 リプトンは1871年、トーマス・リプトンがスコットランドに開いた食料品店から始まり、紅茶事業は1890年にスタート。1906年には日本初の外国産ブランドの紅茶としてリプトンが輸入されました。セイロンブレンドの「青缶」、ダージリンブレンドの「白缶」などは、当時から販売が続いていて、今も変わらないクラシカルな缶のデザインで現在も人気だそうです。


 Miiさんはリプトンの特徴として、飲料メーカーとタッグを組み、紙パックやペットボトル、チルド飲料など幅広く商品展開をしている点を挙げています。コンビニやスーパーでリプトンの商品を見かける機会が多く、知名度の高さが味への信頼となり、商品を購入する人も少なくないと考えるMiiさん。また、知名度だけでなく、販売する地域の水質に合わせたブレンドや、日本では日本人のブレンダーを起用することでおいしさを追求しており、Miiさんは「紅茶自体に魅力が詰まった商品」と評価しています。


 代表的な商品は「イエローラベル」。茶葉がぐるぐるジャンピング(上下)しやすいピラミッド型のティーバックと、チャック付きで保管に便利なパッケージが特徴だとしています。


 Miiさんがリプトンの紅茶でイチ押しなのは、紅茶好きの間で「青缶」と親しまれる「エクストラクオリティ セイロン」です。どこのスーパーでも扱っているわけではなく、成城石井や明治屋といった高級志向なスーパーでは販売されていることがあるそうです。


 ハイグロウンというスリランカの標高の高い地域のヌワラエリアという産地の茶葉を使用していて、Miiさんによるレビューは「爽やかな香りとコク、爽やかな渋みがおいしい紅茶」。ベーシックな風味なので、ストレートでも、ミルクやレモンを入れてもおいしく飲めるので、「常備しといて絶対損はない紅茶」とのことです。


 そのほか、リプトンのたくさんの商品から「一言紹介したい」と挙げたのは「サー・トーマス・リプトン」のシリーズ(ティーバッグ、リーフティー各種)です。世界で最も有名な産地から厳選された茶葉のみを使ったリプトンの「プレミアムシリーズ」にあたり、Miiさんは「スーパーで買える、ワンランク上の紅茶」と表現。しかし、お店で見かけることは少なく、「見つけたらぜひ試してみてほしいです」というほどレアな紅茶のようです。


●トワイニング


 1706年、創業者のトーマス・トワイニングがロンドンに出店した「トムの店」がトワイニングの始まりです。提供した紅茶がロンドンの紳士の間で人気となり、英国初の紅茶専門店「ゴールデンライオン」をオープン。1787年に「TWINING」として看板を掲げ、1837年には英国王室御用達の紅茶となります。公式サイトでは、同ブランドが19世紀にベルガモットの香りの紅茶「アールグレイ」をブレンドしたと記載されています。


 Miiさんがトワイニングの特徴として挙げたのは、アソートパックの豊富さです。ノンフレーバーからフレーバーティーまで、人気商品を詰め合わせた「トワイニング ティーバッグ ザ・ベストファイブ」、アールグレイだけの「アールグレイ セレクション ファイヴ」、カフェインレスティーの「ザ フルーツセレクション」など、アソートだけで5種類あります。初心者がチャレンジしやすく、「いろんな紅茶を飲んでみたい、飲み比べがしたい人にうってつけのブランド」だとしています。


 Miiさんイチ押しの商品は、「プリンス オブ ウェールズ」。「トワイニング ティーバッグ ザ・ベストファイブ」のアソートに入っていて、5種類すべて飲んでみて最も好みだったそうです。1921年に皇太子・エドワード8世のためにブレンドされた紅茶で、穏やかな渋みと優雅な香りが特徴。


 飲んでみた感想は「ちょっとスモーキーな風味があって、クラシックで上品な印象の紅茶」とのことですが、この“スモーキー”な風味は好き嫌いが分かれるので、「プリンス オブ ウェールズ」だけのパッケージを買う前にアソートを試すことを勧めています。


●アーマッド ティー


 1986年にイギリスのサウサンプトンにオープンしたティーサロン「アーマッド」が、「お店の紅茶を家でも飲みたい」との声に応えて缶入りの紅茶を販売し、現在は90カ国以上に愛されるブランドに成長しました。今も製品化前の最終確認をティーテイスターであるオーナー自身が行い、おいしさへのこだわりは健在。「食のオスカー」とも呼ばれるイギリスの食品の国際大会「グレイト・テイスト・アワード」で2015年から毎年賞を受賞し続け、国際的な評価も受けています。


 Miiさんが挙げるアーマッド ティーの特徴は、デカフェ(カフェインレス)紅茶の種類が多いこと。定番のデカフェ アールグレイのほか、アップル、ピーチ&パッションフルーツ、ストロベリー、レモン&ライムの4種類が入った「アーマッドティー デカフェフルーツセレクションティーバッグ 20袋」、バニラ、キャラメル、ヘーゼルナッツチョコレート、シナモンの4種類の「デカフェスイーツティー」、さらに「デカフェアールグレイ」と「デカフェピーチ&パッションフルーツ」のペットボトルまであるんです。


 カフェインレス紅茶は種類が少ないので、うれしいポイントだと評価するMiiさん。また、カフェインを除去する方法にはいくつか方法がありますが、アーマッド ティーは薬剤ではなく二酸化炭素を利用した、安全で風味や香りが損なわれにくい「超臨界二酸化炭素抽出法」を採用しています。Miiさんは自身の妊娠・授乳中に「かなりお世話になりました」と振り返ります。アーマッドのデカフェのティーバッグはすべて飲んだことがあるそうです。


 さて、アーマッド ティーの中でのイチ押し商品は「イングリッシュティー NO.1」とのこと。ベルガモットの香りが付いた紅茶ですが、Miiさんはアーマッド ティーの通常のアールグレイより、こちらの方が好みだと言います。


 レビューは「ビスケットのような甘く香ばしい紅茶の香りに、優しく見え隠れするベルガモットの香りがなんとも上品です。コクも渋みもしっかりした味わいなのに、ビックリするほどキレが良く、香りの余韻も相まって後を引くおいしさ」とのこと。濃い目の味で、しっかりした味わいから、濃厚なミルクティーが好きな人にもオススメだそうです。


●“一番”は!?


 動画の中で多くの紅茶をオススメとしてピックアップしてきたMiiさんですが、この中でひとつ選ぶとすればアーマッド ティーの「イングリッシュティー NO.1」だと言います。個人的においしく感じたからだけでなく、「紅茶ガチ勢じゃない人に紅茶を楽しんでほしい」と考えたときに、紅茶の良さが一番分かりやすいというのが選んだ理由のひとつとのこと。紅茶らしいおいしさや、ベルガモットの風味も味わえ、ミルクティーでもおいしく飲める手軽に感動できるお茶として選んだそうです。


 わかりやすさという点ではダージリンなどノンフレーバーのお茶も良いのだけれども、ダージリンはシーズンクオリティー(旬)の茶葉のものを飲んだときの感動が大きく、スーパーではなく紅茶専門店のリーフティーを試してほしいという思いがあるそうです。


 また、4つのブランドを選んだ理由として、だいたいどのスーパーに行っても見かけて、買いやすいブランドで、コスパも良くおいしいということなどをあげていました。


●好きな紅茶の話で盛り上がる


 コメント欄では、「日東の『ミルとけ』シリーズ! 美味しいですよネ〜」「リプトンは安定の美味しさ」「トワイニングのレディグレイが一番好きかな それこそアソート買って、そこからお気に入りを見つけて単品を買うようになりました」「トワイニングのアールグレーが香りも好きで、紅茶といえばアールグレーですね」「アーマッドティーのアールグレイが好きです。近所のスーパーにはあんまりないです」など、それぞれのお気に入りのブランドや商品の話で盛り上がっていました。


 MiiさんはYouTubeチャンネル「Miiのお茶会チャンネル」のほか、Instagram、X(旧Twitter)、ブログ「Miiのお茶会 〜紅茶専門ブログ〜」で、紅茶についての情報を発信しています。


動画提供:Mii(@miiteaparty)さんのYouTubeチャンネル「Miiのお茶会チャンネル」



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