【bookfanプレミアム】『それ犯罪かもしれない図鑑』なぜベストセラーに? 高まる“子どものSNS利用”への危機感

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2026年05月15日 15:00  リアルサウンド

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林木林(作)庄野ナホコ(絵)『二番目の悪者』(小さい書房)【左】、小島洋祐(監修)小豆だるま(絵)『それ犯罪かもしれない図鑑』(金の星社)【右】

 LINE Digital Frontier株式会社が運営する『bookfanプレミアム』は、書籍や雑誌を豊富に取り揃える全国一律送料無料のオンライン書店である。確実な在庫管理と迅速な配送が支持されており、幅広い世代の読書ニーズに応えているサイトだ。今回は2026年4月1日から30日までの販売データをもとにした「月間ベストセラー」を紹介。新年度の始まりに合わせた準備やお祝い、語学学習や資格取得を目指す読者の意欲などが反映されたランキングとなった。


【画像】ベストセラータイトル


■『bookfanプレミアム』2026年4月の月間ランキング発表!
1位 小学館辞典編集部(編)『タッチペンで音が聞ける! はじめてずかん1000 英語つき』(小学館)
2位 えんみさきこ(さく)かわはらみずまる(え)『だいじだいじどーこだ? はじめての「からだ」と「性」のえほん』(大泉書店)
3位 瀬知洋司(著)『もっと!となりの小さいおじさん 大切なことのほぼ9割は手のひらサイズに教わった 2』(アルソス)
4位 旺文社(編)『英検準2級でる順パス単 文部科学省後援』(旺文社)
5位 林木林(作)庄野ナホコ(絵)『二番目の悪者』(小さい書房)
6位 滝澤ななみ(著)『スッキリわかる日商簿記3級 2026年度版』(TAC出版)
7位 ブレット・リンゼイ(著)井上麻衣(訳)『100日後に英語がものになる1日10分ネイティブ英語書き写し』(サンマーク出版)
8位 旺文社(編)『英検準2級過去6回全問題集 2026年度版』(旺文社)
9位 滝澤ななみ(著)『みんなが欲しかった!宅建士の教科書 2026年度版』(TAC出版)
10位 小島洋祐(監修)小豆だるま(絵)『それ犯罪かもしれない図鑑』(金の星社)
※2026年4月1日〜30日における人気ランキング。


■定番の知育・児童書が上位に 人気作の続編も


 1位に輝いたのはランキングトップ圏内を維持するロングセラー作品の『タッチペンで音が聞ける! はじめてずかん1000 英語つき』。新年度の入園・入学祝いや、新しくできた保護者同士のネットワークから新規読者を獲得し続けていることが予想できる。


 続いて2位には、こちらもたびたび本ランキングに名を連ねている『だいじだいじどーこだ? はじめての「からだ」と「性」のえほん』がランクインし、性教育に対する関心の高さがうかがえる。


 また3位には4月2日に刊行された『もっと!となりの小さいおじさん 大切なことのほぼ9割は手のひらサイズに教わった 2』が入った。本作は著者のもとに現れた「小さなおじさん」との日々を描く不思議なエッセイ「となりの小さなおじさん」シリーズの第2作目。前作に続く根強い人気を見せた。


■語学学習・資格取得への意識の高まり


 4月のランキングでは学習参考書の躍進が見られた。語学関連では4位に『英検準2級でる順パス単 文部科学省後援』、7位に『100日後に英語がものになる1日10分ネイティブ英語書き写し』、8位に『英検準2級過去6回全問題集 2026年度版』が登場。


 資格関連でも6位に『スッキリわかる日商簿記3級 2026年度版』、9位に『みんなが欲しかった!宅建士の教科書 2026年度版』がランクイン。新年度を機にスキルアップを図る社会人や学生の動きが鮮明に表れた結果といえるだろう。


■SNSに関する事件が相次いだ2026年4月


 5位にランクインした絵本の『二番目の悪者』は、動物たちの間でさまざまな噂が独り歩きしていく様が描かれる物語。刊行されたのは2014年でありながら、SNS等で多様な憶測が飛び交う現代を表した作品としても捉えることができる。


 SNSといえば、2026年4月には企業の新入社員のSNSでの投稿により機密情報が漏洩してしまう事件が相次いだ。10位の『それ犯罪かもしれない図鑑』は、罪に問われるかもしれない身近な行為を解説した児童向けの本であり、さまざまなメディアでも取り上げられた書籍。紙面では一部、SNSの利用についても言及されている。


 『それ犯罪かもしれない図鑑』のランクインはメディアで取り上げられたことが背景として考えられるが、前述の事件の影響から来月以降は『二番目の悪者』『それ犯罪かもしれない図鑑』といった、SNSやその利用に関連する書籍が注目を集めるかもしれない。


■4月ランキングから見える傾向は?


 4月のランキングは新年度にまつわる「お祝い」「学び直し」がキーワードとして挙げられる。ロングセラーや人気シリーズの最新作、英検や簿記、宅建といった具体的な目標に向けた書籍が支持された一方で、一部に2026年4月の世相が表れた結果といえるだろう。


 『bookfanプレミアム』では、今後も季節のニーズに合わせた話題作をいち早くお届けしていく予定である。


(文=あんどうまこと)



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