ブルース・スプリングスティーン、ライブで厳しい“トランプ政権批判”展開

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2025年05月17日 04:25  ナリナリドットコム

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ブルース・スプリングスティーンが、最新の英国・欧州ツアー初日となるマンチェスター公演で、ドナルド・トランプ米大統領への厳しい批判を展開した。

公演の冒頭で「ランド・オブ・ホープ・アンド・ドリームズ」を披露した後、ブルースは観客に向かい、「僕の故郷、僕が愛しそれについて書いてきたアメリカは、250年間希望と自由の象徴であり続けてきた。しかし今、それは腐敗し、無能で、反逆的な政権の手に落ちている」「今夜、民主主義を信じるすべての人々に呼びかける。我々とともに立ち上がり、権威主義に抗議し、自由の鐘を鳴らそう!」と訴えた。

また「ハウス・オブ・ア・サウザンド・ギターズ」の前にも政治的なコメントをし、「政府の抑制と均衡が機能しなくなった後、権力に対する最後の歯止めとなるのは、国民、つまりあなたや僕だ」「今、民主主義と権威主義を隔てているのは、共通の価値観のもとで人々が団結することだけだ。結局のところ、我々が頼れるのは互いだけだ」と呼び掛けた。

さらに「シティ・オブ・ルーイン」の前には、「今、非常に奇妙で、異様で、危険なことが起こっている。アメリカでは、言論の自由を行使し、反対意見を表明した人々が迫害されている。これは今まさに起こっていることだ」「アメリカでは、大富豪たちが世界で最も貧しい子どもたちを病気と死に見捨てることに満足感を覚えている」「僕の国では、彼らは忠実なアメリカ労働者に苦痛を与えることにサディスティックな喜びを感じている。彼らは、より公正で多様な社会をもたらした歴史的な公民権法を撤回している。彼らは偉大な同盟国を見捨て、自由のために闘う人々に対して独裁者の側に立っている」「彼らは、自分たちのイデオロギー的要求に屈しないアメリカの大学への資金提供を打ち切っている。彼らはアメリカの街から住民を追い出し、法の適正手続きを経ずに外国の拘置所や刑務所に強制送還している」と非難した。

最後に、「我々の代表の大多数は国民を守ることができなかった。だが、50年間歌い続けたアメリカは、欠点はあるが偉大な国であり、素晴らしい人々がいる。我々はこの時を乗り越える」「ジェームズ・ボールドウィンの言葉を信じている。『世界には望むほどの人間性はないかもしれないが、それでも十分にある』祈ろう」と締めくくった。


元記事はこちら:https://www.narinari.com/Nd/20250595438.html



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  • おお、懐かしい…もう70は越えてるんじゃないか…?
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