【10大ニュース】気軽に買えない? 1箱1000円? 議論呼ぶたばこ問題

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2008年12月25日 15:00  mixiニュース

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2008年10大ニュース 一般ニュース

 未成年の喫煙防止対策として、7月からたばこ自販機への成人識別装置の取り付けが義務化された。これを受け、3月から顔認証方式の自販機が稼働。手軽さがウリの顔認証方式だったが、導入後に「雑誌の切り抜き写真で買えた」「中学生がしかめっ面で購入」「丸刈りの60歳男性が未成年と判断され購入できなかった」など、各地でトラブルが相次ぐ。メーカーは、顔写真を受け付けないよう改良するなど対応に追われた。  成人識別カード「タスポ」も3月から導入を開始したが、こちらも「売り上げが減るから」と自販機にタスポをぶら下げる本末転倒な事件が発生。また、未成年の息子にタスポを貸した母親が書類送検される出来事も。愛煙家からは「タスポは面倒だ」など冷めた意見も聞かれた。 タスポ低迷のしわ寄せで、たばこ店が悲鳴を上げる一方、コンビニは「たばこ購入のついで買い」による売り上げ増を記録。自販機を巡り、小売店の「泣き笑い」も起こった。  もう一つの大きな話題は「たばこ増税」問題。日本財団・笹川陽平会長が「1箱1000円で税収確保」と発言したことが発端だ。対してJT社長は「たばこ1箱1000円なら、喫煙者の80−90%が禁煙も」と反対を表明。賛成派・反対派の間では「外国に比べて日本は安い」「取りやすいところから税金を取ろうとしている」との意見が聞かれ、ともに署名活動を行うなど議論も活発だ。11月には、1箱あたり40−60円増税する案も浮上した。2009年の税制改正では増税見送りの流れだが、増税論が再燃すれば一波乱ありそうだ。
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