30代、40代、50代......。少しずつたるみ、衰えていく体に戦々恐々とする日々。そんな後ろ向きな毎日を打破するべく、日本一美しくちょっぴりＳな現役薬剤師・福井セリナが、あなたの体のお悩みを解決します！ 第102回のテーマは「風邪のひき始めにすべきこと」です。
【今週のお悩み】朝起きるとなんとなく体がだるく、寒気が......。年末でこれから忙しくなるのに、タイミング悪すぎる！ こんな風邪のひき始めにすべき"応急処置"ってなんですか？（会社員・43歳）
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喉の痛みや悪寒、鼻水などなど「あ、風邪かも......！」って症状、ありますよね。
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これからクリスマス、お正月とイベント盛りだくさん。仕事納めに向けてやることが山積み！ という人も多いでしょう。なるべくならその風邪、長引かせたくないですよね。
そこで今回は、風邪のひき始めにぜひやってほしいことを薬剤師目線で解説します。
�ヽ觝�湯を飲む
生薬の力で体を中から温めることで免疫機能を高めてくれる、代表的な漢方です。
とにかく「あれ？」と思ったらすぐ飲むことが大事！ 風邪と戦う力を授けてくれます。
顆粒タイプもありますが、栄養ドリンクのような液体タイプのほうが吸収が早いと言われています。水なしで手軽に飲めるのもオススメです。
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�▲�イロを貼る
風邪のひき始めはとにかく体を温めたいので、今度は外から体を温めましょう！
冬の防寒対策としておなじみの「使い捨てカイロ」を活用します。貼る場所は次の二か所がオススメ。
・おへその下
たくさんの臓器や血液が集まっているお腹をあたためることで全身を効率的に温めることができます。
・肩甲骨の間
太い血管が通っているので、全身の血行が良くなってじんわりと体が温まります。
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番外編：ビタミンCのサプリを飲む
"番外編"としたのは、風邪をひいてからではなく普段から摂ってほしいから。
ビタミンCは体内に侵入したウイルスや細菌と戦ってくれる「白血球」の働きを助けてくれるため、摂取することで免疫力をアップしてくれます。
「ビタミンCが風邪を予防する」とは言わないまでも、風邪の症状をわずかに軽減したり、期間を短くしたりするという報告もあるんです！
ただ、風邪をひいた後に摂取した人を対象にした研究では、ビタミンCが症状を改善することはなかったそう。定期的に、こまめに摂ることが大切なんですね。
＜今週の教訓＞風邪はひき始めにいかに体を温められるかがカギ！内側＆外側から効率的にアプローチしよう
取材・文／佐藤さと里 撮影／市村円香
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