JR九州は25日、西九州新幹線武雄温泉〜長崎間における開業2年間の利用状況について発表した。2022年9月23日に開業した西九州新幹線は、2024年9月22日までの2年間で累計約496万人(1日平均約6,800人)に利用されたという。
西九州新幹線は2022年9月23日に武雄温泉〜長崎間で開業。武雄温泉駅にて博多方面からの特急列車(「リレーかもめ」など)と同一ホームで接続する対面乗換方式で運行されている。
JR九州によれば、西九州新幹線が開業する前の利用状況は約238.6万人(1日平均約6,500人)とのこと。開業1年目(2022年9月23日から2023年9月22日まで)の利用状況は約246.3万人(1日平均約6,700人)とされ、開業前を上回っている。開業2年目(2023年9月23日から2024年9月22日まで)の利用状況は約253.7万人(1日平均約6,900人)とされ、開業1年前を上回った。
開業2年目における1カ月ごとの利用状況を見ると、開業21・22カ月(5月23日から7月22日まで)を除く各月で20万人以上の利用があり、開業前の2018年度比(諫早〜長崎間、特急「かもめ」の利用実績との比較)はすべての月で100%以上、前年比は開業24カ月(8月23日から9月22日まで)を除く各月で100%以上に。最も利用の多かった期間は開業23カ月(7月23日から8月22日まで)の約24.3万人(前年比104%、2018年度比103%)だった。
なお、西九州新幹線を利用できる通勤・通学定期「新幹線エクセルパス」は、2024年8月末の時点で528人に利用され、2022年9月末時点との比較で307人増加したという。最も利用の多い区間は諫早〜長崎間の182人、次いで新大村〜長崎間の105人、武雄温泉〜長崎間の93人、武雄温泉〜嬉野温泉間の58人という順になった。(MN 鉄道ニュース編集部)