ドゥカティ、新エンジン搭載に軽量化を図った新型『パニガーレV2/V2 S』を発表。2025年1月末より発売

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2024年11月07日 19:30  AUTOSPORT web

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『ドゥカティ・パニガーレV2 S』(左)と『パニガーレV2』(右)
 11月5日、ドゥカティは大型スーパースポーツ『パニガーレV2』と『パニガーレV2 S』の新型モデルをイタリア・ミラノで11月7〜10日に開催されるEICMA 2024(ミラノショー)で発表した。

『パニガーレV2』は、2020年に959パニガーレの後継として登場した、ドゥカティの2気筒エンジン搭載のラインアップで最高峰に位置するオートバイだ。

 今回発表された新型『パニガーレV2/V2 S』の変更された注目どころは、一新されたフロントのデザイン、両持ち式スイングアーム、そして新しいV2エンジンだろう。

 横長なヘッドライトに変更されたことにより、空力性能を重視したフロントカウルへと一新され、フラッグシップモデルのパニガーレV4を彷彿とさせるデザインに変貌した。

 スイングアームは、従来の片持ち式から両持ち式に変更されており、こちらもV4からインスパイアされた造形となっている。軽量なアルミモノコックフレームと組み合わさることにより、メカニカルグリップやコーナーリング時の安定性や正確性を向上させた。

 新設計の890cc水冷90度V型2気筒エンジンは、ドゥカティのVツインエンジンでは史上最軽量の54.4kgと従来モデルと比較して9kgもの軽量化を実現。排気量は従来モデルからダウンサイジングされたものの、吸気側に可変バルブタイミング機構を採用することで低回転から太いトルクを生み出し、幅広い使用領域を確保した。最高出力は120hp/10,750rpm、最大トルクは93.3Nm/8,250rpmを発揮する。

 上位グレードのV2 Sは、フルジャスタブル仕様のオーリンズ製フロントフォークとリヤショックアブソーバーを備え、加えて軽量なリチウムバッテリーを採用し、車両重量がV2より3kg軽い176kgに仕上げられた。標準では1シーター仕様であるもののオプションでパッセンジャーシートキットが用意されている。

 なお、パニガーレV2はマルゾッキ製のフロントフォークとカヤバ製のリヤショックアブソーバーを備え、標準で2シーター仕様となっている。

 ボディカラーは、両車種ともにドゥカティ・レッドのみの1色を展開。新型『パニガーレV2/V2 S』の価格はまだ未定だが、発売時期は発表されており、2025年1月末からディーラーへのデリバリーが開始される予定だ。

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