ロサンゼルスで山火事発生を受け、オスカーノミネート発表が延期

　米映画賞の最高峰アカデミー賞。ハリウッドのある米ロサンゼルスで大規模な山火事が発生していることを受け、現地時間1月17日に予定していた第97回授賞式のノミネーション発表を、19日まで延期することが発表された。

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　報道によると、7日早朝に発生した火災はロサンゼルス地域全体で拡大を続け、何千もの住宅や企業など、多くの建物を焼き尽くしているそうだ。マイルズ・テラーやアンソニー・ホプキンス、アダム・ブロディとレイトン・ミースター夫妻、アンナ・ファリスら多くのセレブが自宅を失ったと報じられるなか、映画芸術科学アカデミーがノミネーション発表の延期を決定。また8日から12日までを予定していた投票期間も、14日までに延長された。

　The Hollywood Reporterによると、アカデミーは声明で、「南カリフォルニア全域における悲惨な火災で被災された皆さまに、心よりのお悔やみを申し上げます。我々の会員の多くや、業界で共に働く多くはロサンゼルス地域に住み、働いています。我々は皆さんのことを思っています」と述べたそうだ。

　またVarietyによると、ハリウッドでは『狼男』をリブートしたジェイソン・ブラム製作、リー・ワネル監督作品『Wolf Man（原題）』やノア・ワイリー主演の新医療ドラマ『ザ・ピット／ピッツバーグ救急医療室』のプレミアをキャンセルした他、『グレイズ・アナトミー』や『フォールアウト』、『Suits：L.A』など人気ドラマの撮影を中断。1月12日に予定されていたクリティクス・チョイス・アワード（放送映画批評家協会賞）授賞式は、1月26日に開催日程を変更、PGAアワード（全米製作者組合賞）とWGAアワード（全米脚本家組合賞）もノミネート発表を延期。BAFTAティーパーティーやAFIアワードランチョンも延期されたそうだ。