『ytv漫才新人賞 ROUND3』でゲストMCを務める超特急(左から)ユーキ、タカシ (C)ytv 読売テレビが主催する「関西で活動する芸歴10年以下の若手漫才師」を対象にした賞レース『ytv漫才新人賞 ROUND3』(16日放送、後4:10〜5:30 ※関西ローカル)で、メインダンサー&バックボーカルグループ・超特急のユーキとタカシがMCに初挑戦することが発表された。
【番組カット】やや緊張気味!?熱弁するタカシと見守るユーキ 『ytv漫才新人賞』は、ネタの制限時間が3分で、4人の審査員による合計400点満点の採点で順位を決定。得点上位2組が決定戦に進出する。また、3回にわたる事前ROUNDを通して、敗退者の中で最高得点だったコンビが「敗者復活枠」として決定戦進出の権利を獲得する。
厳しい事前審査を突破し、ROUND3に出場するのは、いつもたいしゃ、ぐろう、タチマチ、例えば炎、ぎょうぶ、幸のとり、ハスキーポーズ、愛凛冴、ライムギ、フースーヤ、三遊間、天才ピアニストの全12組。審査員は、お〜い!久馬(ザ・プラン9)、哲夫(笑い飯)、林健(ギャロップ)、奥田修二(ガクテンソク)の4人が務める。
MCは、ゲストMCの超特急のユーキ・タカシのほか、藤崎マーケットが務める。超特急の2人は、実はお笑いが好きで、お笑いニュースサイトで「M-1グランプリ」の優勝予想をした経験も。特に大阪出身のタカシは「baseよしもとや5upよしもとがめちゃくちゃ好きで、よく番組やイベントを見させてもらってた」というほどのお笑いマニアで、今回の役にも「うれしくてうれしくて仕方がないです!」と喜びが爆発。当時劇場に出演していた藤崎マーケットや審査員陣との共演にも大喜びで、トキも「なんていい子だ!」と感激する。一方、ユーキもM-1の優勝予想はそこそこの結果だったそうで、「意外と見る目はあるかもしれません」といい、初の賞レースMCに臨む。また、審査員にはガクテンソク・奥田が初登場。出場する12組に対し、「ちょっとメンバーが分厚いですね…言い方は悪いですけど、もっと搾りカスが出てくると思ってたので」と笑わせつつ、「厳正な審査をしたいと思います」と意気込んだ。
ROUND3の出場者は、決定戦に進出したことがあるコンビが4組(ぐろう、タチマチ、ぎょうぶ、フースーヤ)にのぼる一方、新進気鋭の初出場が3組(いつもたいしゃ、幸のとり、愛凛冴)。しかも、最初から立て続けに決定戦経験者が登場し会場を沸かせ、審査員の久馬は「どの組も面白かったです。すごい出だしやな」と頭を抱える。かたや初出場組は、斬新な展開の漫才を披露。奥田も思わず「嫌なヤツが出て来たな…」とやっかむ。今回は決定戦に向けたラストの事前ROUNDということもあり、これまでに涙を飲んだ事前ROUND常連組はネタをより磨き上げる、あるいはテイストを変えるなど、突破への強い思いをにじませた。そんな各組が持ち味を前面に出したネタの数々に、観客も爆笑に次ぐ爆笑。中には林に、「大げさじゃなく嫉妬するレベル。先に思いつきたかった」と言わしめたコンビも現れる。
そして、笑いも交えつつ本質を突く現役漫才師たちの審査に負けず劣らず、MCのタカシは「3分って結構短いんですよ!」などと熱く分析し、トキは「熱量が止まらない!」、ユーキも「グループでは普段しゃべらないんですよ」とびっくり。林も「超特急がすごいことを言うから、もっと言わなあかんのかな…」といつも以上に審査に熱が入った。
こうしてついに敗者復活組を含めた「第14回ytv漫才新人賞決定戦」に出場するコンビすべてが決定。最初から最後までレベルの高い漫才が披露され、審査結果発表後、哲夫は「みなさん面白くて、審査が難しかったです」、林も「なかなかの接戦」と、今回もまた評価に悩んだことを明かした。
【コメント】
■藤崎マーケット・田崎佑一
ユーキさんとタカシさんの司会はめちゃくちゃすごかった!何度も一緒にやってるかのような感じでしたし、お笑いライターなのかなと思うくらい分析力がすごくてびっくりしましたね。ほんまにお笑いがお好きなんだなっていうのがコメントから伝わってきました。
今回のROUND3は特に、今年度のラストということでよりみんなも気合いが入ってて、爆発が結構多かったなと思いました。僕も自然と声を出して笑ってしまったみたいなのが何ヶ所もあって、普通に楽しんで見ちゃいましたね。あと、トップバッターからずっとすごかったですね。普通、賞レースだとトップバッターは不利っていうイメージがありましたけど、だんだん時代が変わってきて、もう今の子なんかトップでも勝てる勝ち方みたいなのを研究し尽くしてるんでしょうねえ。だから順番関係なしで見せてくれてるっていうのが回を重ねるごとに垣間見えて、シンプルにすごいなって思いますし、今日も改めて思いました。
■藤崎マーケット・トキ
今回は、トップの3組からぶっ飛ばしてたようなイメージですね。最初からもう決勝行っていいんちゃうかというようなレベルがどんどん来たので、見ていてなかなか審査がムズいやろなと思いました。最後にはフースーヤや天才ピアニストが出てきましたし、なかなか難易度の高いROUND3やったと思いますね。 激戦の中で勝ち上がった2組のような気がします。
ユーキさんとタカシさんは、本当にお笑いが好きなんだなっていうのがにじみ出てくる感じで、もう次のROUND1、2、3すべてお2人に来ていただきたいです。すごい愛情があってよかったと思います。視聴者の皆さんには、ネタを見ていただくのは当然といたしまして、お2人のお笑いに対する熱さも見てほしいですね。ほんまに激アツやったんで(笑)。ネタとあわせてコメントも見ていただければより楽しめるんじゃないかと思います。
■超特急・ユーキ
ずっとテレビで見ていた賞レースのステージに立って、生でその場の空気を感じられるなんて今までなかったことで、すごく貴重な経験をさせていただきましたし、とにかく楽しい時間を過ごさせていただきました。
僕たちもステージの上で皆さんを楽しませるっていう仕事をしているので、芸人さんのことはめちゃくちゃリスペクトしてるんですけど、3分っていう限られた時間でたくさんの笑いをかっさらっていく姿、本当にかっこよかったです。皆さんには、本当にお疲れ様でしたと言いたいです。
それと、僕の中で一番驚きだったのが、出場されてた皆さんがほぼ同世代だということ。同世代が輝いている、頑張ってる姿っていうのはすごく刺激になりました。
今回はお笑いっていうものの素晴らしさを改めて実感しました。ぜひ僕たちのファンも、僕たちを知らない方も、この2月16日のROUND3を見ていただきたいなという気持ちとともに、タカシがお笑いオタク全開でトークさせていただいているので、意外とファンの皆さんも知らないタカシの姿を見られると思います。
■超特急・タカシ
MC自体を初めてやらせていただいたのですが、まさかお笑いの賞レースでやらせていただくなんて、こんなことが叶うとは!っていう。本当に感無量ですし、こうやって漫才師の方々が戦って、緊迫感もありながら、でも楽しませてもらいながらっていう、今までにないような空気感に実際に入り込めたっていうことは大きな経験値になりました。そして何より、改めて芸人さんってかっこいいなって心の底から思った時間でした。
僕自身、時間があれば劇場に足を運んだり、テレビで拝見したりしているのですが、3分って、普段劇場でやられてるよりも全然短いじゃないですか。だからどこを削るのか、スピード感を変えるのか、間合いを詰めるのか…なんていうところをどうしても見てしまったんですけど、やっぱり皆さん本当にプロの方なんだなって思いましたね。今回は普段、お笑いに触れてきていない方々にも『ytv漫才新人賞』という賞レースを知っていただくきっかけにもなれたらいいなと思いますし、ROUND3から、さらに最終の決定戦まで見ていただけるように、僕たち超特急もこれからも活動してどんどん広めていけたらいいなと思っています。これからも超特急、走っていきます。