日本海側中心に大雪警戒=強い寒気、9日まで―気象庁
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2025年02月08日 18:31 時事通信社
日本付近は8日も強い冬型の気圧配置が続き、北陸や関東北部、中国地方などで大雪となった。今冬一番の寒気の流入は9日までと予想されるが、気象庁は引き続き、東北から中国にかけての日本海側を中心に大雪や強風、高波に警戒するよう呼び掛けた。
富山県警によると、同県上市町では8日未明、63歳の男性が自宅玄関前で倒れているのが発見され、死亡が確認された。県内では5日にも小矢部市で80歳の女性が用水路で死亡しているのが見つかっており、いずれも除雪中の事故の可能性がある。
国土交通省によると、山口県山陽小野田市の国道2号で一時、車の立ち往生が発生した。高速道路は関越道や新名神、米子道などの一部区間が通行止めとなった。東海道・山陽新幹線は断続的な遅れ、山形新幹線は運転見合わせが生じた。
新潟、石川両県では7日夜に降雪が急増し、「顕著な大雪に関する気象情報」が発表された。新潟市中央区の新潟地方気象台では8日午前2時までの12時間降雪量が50センチとなり、統計開始以来の最多記録。同日午後4時までの12時間降雪量は、群馬県草津町で32センチ、福島県檜枝岐村と岡山県真庭市で28センチとなった。
9日午後6時までの24時間予想降雪量は多い所で、東北70センチ、関東甲信と北陸60センチ、東海と近畿50センチ、中国40センチ。
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