会合後、取材に応じる自民党の高木宏寿前衆院議員=17日午前、札幌市 自民党の木原誠二選対委員長は17日、札幌市内で開かれた衆院北海道3区の自民支部会合に出席し、同区に自民候補を擁立せず、公明党の候補を支援するとの方針の撤回を伝えた。自公両党は今年に入り、同区での選挙協力を調整していたが、自民の地元組織が反発していた。
会合後、自民道連会長の中村裕之衆院議員が記者団に内容を説明。木原氏は3区での公明支援について「白紙に戻し再調整する」と述べるとともに、引き続き道内選挙区での公明候補の擁立を検討する考えを示したという。昨年の衆院選で3区から出馬し落選した自民の高木宏寿氏は「やり方が乱暴で(撤回は)当然だ」と語った。