(C)少年ジャンプ+10周年/集英社 集英社の漫画アプリ「少年ジャンプ+」読切作品のアニメ化プロジェクトが始動した。WIT STUDIO、CONTRAIL、Production I.Gがそれぞれ1作品ずつ制作を担い、どの作品をアニメ化するのか詳細は後日発表される。
【画像】本気じゃん!制作するWIT STUDIO、Production I.Gら3社 これは創刊10周年企画の一環として、昨年10月にポータルサイト「読切ディスカバリー」をオープン。同サイトでは、「少年ジャンプ+」でこの10年間に配信された2000本を超える読切作品を掲載し、漫画好き著名人たちのインタビューやレコメンド、公開年度別のランキング、全読切作品一覧など、多種多様な切り口の出会い方や探し方を用意していた。
こうした読切作品にフォーカスした企画を行ったのには、理由があり、映画化された『ルックバック』(藤本タツキ)をはじめ、「少年ジャンプ+」では、積極的に読切作品を掲載してきた。
漫画家の創作を応援するという方針のもと注力し、あるときは連載デビューを目指す新人の登竜門として、あるときは実績ある漫画家のチャレンジの場として機能。そうして掲載数を増やしてきた結果、近年では年間200本以上の作品を掲載。いずれも漫画家の情熱が込められた意欲作ばかりで、読切作品の積極的な掲載は、「少年ジャンプ+」の特色の一つとして、漫画家、読者の方からも認知されるほどになった。
今回のプロジェクトに企画担当者は「『少年ジャンプ+』では沢山の読切作品を掲載してきました。その数、2000以上。なぜそんなに多くの作品を掲載してきたのか?色々な理由があるのですが、その一つに「漫画家さんの才能を発見したい」というものがありました。多くの新人作家さんが読切に挑戦して、そのピュアなマンガへの想い、情熱をぶつけてくれました。そして、読者に支持されるマンガが沢山生まれました。今回はその才能の煌めきを、アニメ界の才能が更に磨き上げてくれることになりました。しかも、こんなに力があるスタジオが集まってくれたのです。できあがるアニメも面白いに違いありません! これから徐々にみなさんに情報をお届けしていくので、ぜひ期待してお待ち下さい」と狙いを説明した。