
日本人よりもよく日本のことを知っていたり、知識が豊富な外国の人も存在します。X(旧Twitter)で漫画を投稿しているみずのさんの投稿作品『外国人の店員さん』でも、そんな知識の豊富な外国人とのふれあいについて描かれ、注目を集めました。
【漫画】すごい記憶力と観察力…「外国人の店員さん」全編を読む
物語の舞台は深夜のコンビニ。夜勤のアルバイトをしている主人公は、生活に慣れていないのか、あくびをして眠そうな様子です。眠く、あくびをする主人公。すると、それを見ていたバイト仲間のフィリピン人・ジョイさんに「おい、ぼーっとするナ」と注意を受けてしまうのでした。
また主人公が眠いことを察しているジョイさんは、注意をするだけでなく主人公の耳を引っ張りだします。いきなり耳を触れられて戸惑う主人公にジョイさんは「耳を引っ張ると眠気が解消される」と説明してマッサージを続けるのでした。
どうやらこのマッサージを、ジョイさんはコンビニのイートインスペースにいたサラリーマンの行動から学んだようです。その後、話の流れから「ジョイさんは眠くないんですか?」と主人公が聞きます。するとジョイさんは「ワタシはこれがあるから大丈夫」と言いながら、謎の錠剤をいくつか自分の手のひらに置き、一気に口のなかに放り込むのでした。
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この光景を見て、一瞬「あぶない薬」を常用しているのではと動揺する主人公に、ジョイさんは「ラムネだ、ブドウ糖は脳を活性化させて眠気がさめるラシイ」と解説します。この知識はどうやらコンビニの近くにある塾に通う生徒がよく買っていく様子を見て学んだそうです。
ジョイさんはこのように、コンビニに来るお客さんの動作や習慣を観察し、それを調べて自分のために役立てていました。この記憶力と観察力に驚きを隠せない主人公だったのです。この気になるバイト仲間のジョイさんについて、作者のみずのさんに話を聞きました。
ジョイさんは何者?
ーこの話はどのようにして生まれたのでしょうか?
このジョイさんの話は創作なのですが、私がコンビニにお客さんとして行った時に外国人の店員さんから切手の値段を教えてもらった話から着想を得ています。80円切手を買いにいったところ、外国人の店員さんに「無い。85円だったらある」と言われ、金額が変わったのに驚いていると、手紙に使うのかと尋ねられたので「はい」と答えると、手紙は110円ですと教えてもらいました。その時できる人だなと思い、それをきっかけに今回の話を思いつきました。
ー気になったコメントはありますか?
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「海外の技能実習生と働いていたとき、みんな頭が良くて働き者で尊敬していた事を思い出せました!」や「カタコトだけど、見るものはしっかり見ているフィリピン人店員さん、自分はお客さんとしてしか見てませんが、こういう人いるなと思いました。」など、実感のある感想が嬉しかったです。
(海川 まこと/漫画収集家)
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