
「スマホ見てる時、だいたいコレ。25gの負荷をかけてくる」
飼い主さんのスマートフォンの上に乗ってカメラの方向に目を向けているのは、文鳥の「むぎ」ちゃんです。スマホの上に25グラムという超軽量ボディのむぎちゃんがちょこんと羽根を休めている姿について、暖かなまなざしが多数向けられました。
「たった25gなのかわいすぎる」
「こんな板見てんとワシに構えや、って顔」
「各社軽量化に勤しむこの時代に…」
「バランスがすごいですよね美しい」
ここまで間近に迫られてしまうと、スマホではなくむぎちゃんに構わざるを得ない心境になってしまいます。飼い主さんの「むぎ太郎」(@mugimugi_white)さんにむぎちゃんが乗ったスマホの重さや、普段のむぎちゃんについてお話を聞きました。
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ーーむぎちゃんはスマホの上に乗ることが多いのでしょうか?
「ソファで横になりながらスマホを眺めているとほぼ必ず飛んできて、上でくつろぎ始めます」
ーー25gのむぎちゃんがスマホに乗ると、重さの変化を感じるのでしょうか?
「実は重さはそれほど感じませんが、眠っているところを起こしてはかわいそうなので、仰向けの状態でスマホの向きや角度を変えないように指の力は使います」
ーーむぎちゃんと出会ったきっかけは?
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「ペットと暮らしたいと考えていたところ、SNSでふと目に飛び込んできた文鳥さんに釘付けとなりました。子供のころ小鳥を飼育した経験から『小鳥のいる生活』が懐かしくなり、満を持して2016年12月のクリスマスイブにお迎えしました」
ーー普段のむぎちゃんは、どんな性格?
「文鳥のわりに怒ることが少ない子です。おしゃべり(文鳥語です)が好きで放鳥中は一人で遊ぶよりも家族の誰かにくっついている時間が長いです。喜怒哀楽、自我がしっかりとしているので、『今こうしてほしい!』を鳴き声・しぐさでアピールします。(このおやつが食べたい・水浴びがしたい・あっちの部屋に行きたい・なでてほしい…など)」
ーーむぎちゃんと一緒に過ごしている中で、一番好きなところは?
「女の子ということもあり性格的には穏やかで、飼い主(家族)の行動をよく観察しています。飼い主の具合が悪い時は大人しく寄り添ってくれます。とにかく人間が大好きで家族以外の誰にでも甘えています。特にかかりつけの獣医の先生が大好きみたいです」
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人懐っこくて愛嬌たっぷりのむぎちゃん。飼い主さんだけでなく、会う人全員をメロメロにしてしまうほどの文鳥さんのようです!
手軽にお迎えすることができてペットとして高い人気を博している文鳥ですが、その分注意してほしいことや気を付けてほしいことも多いとむぎ太郎さんは話してくれました。
「SNSなどでかわいい仕草の文鳥さんを見かけて『かわいいな、飼いたいな』と思った方もいらっしゃると思います。大型のオウムやインコが賢いことはよく知られていますが、文鳥などの小鳥も大変賢く、感情も豊かです。寿命も8〜12年と長く病気もします。手乗りになるならないも、個体差があり、性格もそれぞれ違います」
さらに、安易に迎え入れるのではなく、慎重な判断を下してほしいとのことです。
「飼い鳥は自然界では生きていくことはできません。ロスト(逃してしまうこと)すれば、ほぼ確実に死んでしまいます。ペットショップでは一羽5000円前後で手にいれることができますが、お迎えする前に文鳥の生体や飼育方法をよく調べて、ご自身のライフスタイルなどとよく照らし合わせてから家族としてお迎えしてほしいです」。
(まいどなニュース/Lmaga.jpニュース特約・行橋 友)