DIYしたハイエースで日本一周した子連れ夫妻が明治元年に建てられた古民家を購入。この築158年の古民家をルームツアーする動画がYouTubeに投稿されました。動画は記事執筆時点で5万2000回以上再生されています。
動画を投稿したのは、YouTubeチャンネル「Tom | 明治元年の古民家暮らし」。4300万円で建てた新築物件を売り、仕事を辞めて日本一周の旅に出た夫妻と子ども2人の家族が、明治元年に建てられた古民家で暮らす様子を公開しています。
以前には、新居に住んでいた際にウッドデッキ付きの庭をゼロから本気でDIYした時の様子を紹介しました。今回は日本一周の旅を終えて購入した古民家のルームツアー。併せて、この古民家の価格も発表してくれるようです。
夫妻が購入した古民家は明治元年に建てられた、築158年という人生の大先輩なのだそうです。ハイエースで日本一周をする中でずっと古民家を探していたけれど、まさかこのような歴史ある建物に出会えるとは思っていなかったのだとか。
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そんな話をしつつ前の住人が置いていってくれたのか、あるいは単に忘れていったのか。詳細は不明ではありますが、夫のトムさんはこちらの古民家に置いてあった衣装を身に着けてルームツアーをしていきます。
古民家は土地が1800坪で、内訳は家の周りが200坪、山が1600坪とのこと。現在は週に8回くらいでバーベキューをしていて、その様子を見たお隣さんが竹炭をお裾分けしてくれるなど、環境やご近所さんにも恵まれているそうですよ。
そしていよいよ、古民家のルームツアーがスタート。玄関から入ってすぐのところは土間になっていて、そのまま真っすぐ進むと裏口に抜けられるようになっています。現在、土間にはクッションフロアが敷かれていますが、ゆくゆくはコンクリートに戻したいと考えているのだそうです。
土間に向かって左、床の状態が悪い5.5畳の和室はいずれダイニング空間にしたいとのこと。向かって右は6畳2間に続いていて、こちらもゆくゆくはワンフロアにしたいのだとか。よく見ると奥の柱が傾いていますが160年近くたっているから仕方がないと、状態を把握した上で購入したそうです。
続いてはキッチンですが、入居後に水道の元栓を開けたところ、水が止まらなくなるというトラブルがあったと明かします。それもなんとか修繕し、普通に使える状態になっているそうです。
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お風呂や洗面所、トイレなどの水回りは最初から結構キレイで、もともとあった設備を使っているといいます。この古民家を買う決め手となったポイントは、屋根がキレイであることと、上下水道がきていることだったそうですよ。
「開かずの間」を開けてみると、壁が傾いていたり床がボロボロだったりでかなりやられている様子。普段過ごしているという和室もキレイではあるものの、天井が少々下がってへこんできていました。また、風が吹くと天井から粉が落ちてくることがあると話します。
さらに家が傾いているのでほとんどのふすまが開かず、寒さ対策のため段ボールで隙間を埋めている状態とのこと。一部の廊下の柱はシロアリに食われてボロボロになっています。
増築部分へ行ってみると、扉が壊れていたりライトが壊れていたり雨漏りしていたりシロアリにやられていたりと、このまま放置することも難しそうな状況になっていました。
ここで、比較的新しい築80年ほどの増築部分に行ってみることにします。こちらは比較的キレイですが、いつか床が抜けそうな感じではあるとのこと。これで大体紹介できたと話しながら廊下に置かれたタンスを見てみると、こちらもかなり傾いていることが分かります。修繕しなければならない箇所がたくさんで、なんともDIYのしがいがありそうですね……!
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ルームツアー終了後、いよいよ古民家の価格を発表します。夫妻はこれまで見てきた古民家の中でも手が出せる価格だったこと、建てられたのが明治元年ということ、場所(土地)もいいなと思ったことからピンときたそうです。そして手の届く範囲でこの条件であればと購入することを決めました。
気になる価格は……1800坪の土地(山1600坪、家200坪)が付いて250万円でした。夫妻はピンときて決めましたが、視聴者がこの価格を見てどう思うのか気になっているそうです。
これまで全国を旅しながらハイエースで暮らしてきた夫妻にとって、この古民家はだいぶ手直しがいると思うけれど、「住めば都」状態とのこと。今後は退職金で旅をして購入したこの家を、残った100万円で最高の家にしていきたいと考えているそうですよ。
この動画のコメント欄には「うわあー、ワクワクしますね!」「スゴイですね! 明治元年!」「よく買ったなぁ」「家が傾いてるのは大変ですよね」「手がかかる分楽しみもあるはず」「住みながら直せるって大事」「思ってたより安い」といった声が寄せられています。
なお、子どもたちは古民家での生活を存分に楽しんでいるそうですが、家の傾きは今後の生活に重大な影響を及ぼす可能性があるので、夫妻は地元の大工さんに見てもらう予定とのことです。
DIYや子連れでの日本一周、古民家での暮らしに興味がある人は、YouTubeチャンネル「Tom | 明治元年の古民家暮らし」やInstagram(@tom_diy_)、TikTok(@tom_diy_)をのぞいてみるとよさそうです。
動画提供:YouTubeチャンネル「Tom | 明治元年の古民家暮らし」
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