
洗濯から乾燥までを自動で行える「ドラム式洗濯乾燥機」は、共働き世帯や子育て世帯に人気の家電です。干す手間がなく、天候にも左右されないため、家事の時短や効率化につながります。
一方で、気になるのが「乾燥時の電気代」です。洗濯乾燥機では乾燥運転が電気代の大部分を占めると言われています。
そこで今回は、主要メーカーのドラム式洗濯乾燥機の電気代を比較し、さらに本体価格も含めた総コストをFP視点で検証してみます。
●ドラム式洗濯乾燥機の電気代っていくら?
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ドラム式洗濯乾燥機の電気代の目安を知るために、代表的なメーカーの主要モデルの洗濯から乾燥までの消費電力量をみてみましょう。
電気代は以下の式を使って計算します。
・「消費電力量(Wh)」÷1000×「電気料金単価(円/kWh)」=1回あたりの電気代
電気料金単価は、全国家庭電気製品公正取引協議会「電力料金目安単価」の31円/kWh(税込)を用いて計算します。
シャープのES-12X1が1回あたり18.3円と、一番電気代が安くなっています。一方、電気代が一番高いのが、東芝のTW-127XM5Lで1回あたり41.2円です。
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ただし、シャープ以外の製品は省エネモードが搭載されており、乾燥時に省エネモードを選んだ場合は、消費電力量は620Wh〜680Whに収まっています。
従って、1回あたりの電気代は、省エネモードで利用すれば約20円、標準モードでは約20円〜40円が目安となります。
●ドラム式洗濯乾燥機の本体価格は?
ドラム式洗濯乾燥機は高いというイメージがありますが、実際どうなのか、本体価格も確認してみましょう。価格は2026年3月時点の量販店価格を参考にしています。
・パナソニック NA-LX127EL:29万8980円
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・日立 BD-STX130ML:26万8200円
・東芝 TW-127XM5L:21万4200円
・シャープ ES-12X1:26万8200円
メーカーや販売店によって価格差はありますが、おおむね20万円〜30万円がドラム式洗濯乾燥の中心価格帯になります。
●10年使用した場合の総コストを比較してみた
ドラム式洗濯乾燥機を導入して、10年間使用した場合の総コストも出してみました。総コストは、初期費用(本体価格)と1日1回使用した場合の10年間の電気代を合計します。
総コストが最も安かったのがシャープのES-12X1、最も高かったのが日立のBD-STX130MLとなりました。東芝のTW-127XM5Lは、本体価格は一番安かったものの、電気代が高くなったため、総コストでは2番目に安いという結果になりました。
ただ、全体で見たときに総コストの差は10年で6万円程度、月々500円ほどです。金額で選ぶよりも製品の機能やデザイン、使い勝手など、総合的に比較して自分の生活に合った一台を選ぶ方が後悔しないように思います。
●ドラム式洗濯乾燥機の選び方:チェックしておきたいポイント
・本体サイズ
・本体価格
・電気代(省エネ性能)
・乾燥時間
・静音性
・メンテナンス性(フィルター掃除など)
・使いやすさ(洗剤投入方法など)
・デザイン
・左開きか右開きか
ドラム式洗濯乾燥機は多くの製品で「左開き」「右開き」のタイプが用意されています。設置場所によっては扉の開き方が使い勝手に大きく影響するため、置き場所や動線を確認したうえで選ぶことが大切です。
購入を検討する際には、これらのポイントをチェックしながら複数の製品を比較して選ぶようにしましょう。

