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先日、読者の方より以下の質問が届きました。
「食品の値上げが続いています。食費を抑える方法は?」(50代)
スーパーに出掛けると、「また値上がりした」と、物価の上昇を実感します。値上がりしていないと思っても「あれ? ちょっと小さくなった?」とステルスインフレされていることもあります。
食品の値上げが続く中、コスパの高い食生活を送るには、どうすればよいのでしょうか? 打ち手を考えていきます。
食費を抑える方法
食費を抑える方法に「魔法のような解決策」はなく、「手当たり次第に、できることから実践していって効果を試す」ことになるかと思います。筆者であれば、
・どの食材を買うか?
・どこで食材を買うか?
・いつ食材を買うか?
・どれだけ食材を買うか?
・食材を余らせない
という5点に注意を配ります(外食は費用がかさむので、基本は自炊です)。
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どの食材を買うか?
筆者は、食材によってコスパが違うと考えています。生産するのに必要なコストが小さなものは安く買えるし、逆もいえます。例えば、肉で考えてみましょう。肉を生産するのにかかるコストは、種類によって異なります。
牛肉は豚肉や鶏肉と比べると100gあたりの価格が高いです。これは飼育期間の長さが理由で、ウシの飼育期間は2年ほどであるのに対し、ブタは半年、ニワトリは1カ月ほどと全然違います。
飼育期間が長いほど費用もかかり、その分、肉の価格も高くなると考えられます。ですから「肉を買うなら鶏肉が一番安い」のです。卵も安いですね。
このように筆者は「費用対栄養価」を考えるのが好きなのですが、他にもフルーツでコスパが高いのはバナナかと思います。
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どこで食材を買うか?
食材を買う場所も大事です。値段の安いところで買えば費用も抑えられますから、今よりも安く買える場所があるなら、そちらを検討したいところです。いつ食材を買うか?
野菜など、旬のある食材は、季節によってコスパが変わります。基本的には旬の食材は「安くて栄養満点」ですから、そういうものを買うのがよいかと思います。また、日によって特売品があったり、時間帯によっては値引きシールが貼られたりしますから、細かなタイミングで食費をさらに抑えることができるかと思います。
最近は「トクバイ」など、特売情報をみられるスマホアプリもありますから、セールを知りたいなら、ダウンロードしてこまめにチェックするとよいでしょう。
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どれだけ食材を買うか?
旬やセールのタイミングにたくさん食材を買って、食費を抑えることも検討の余地があります。冷凍保存することで長持ちさせられれば、ロスも最小限に抑えられると思います。食材を余らせない
他には、食材を余らせないことを考えます。料理している間に何気なく破棄していた食材も、実は食べられるし栄養もあるかもしれません。例えば、筆者はニンジンの皮をピーラーで剥いて料理していたのですが、お医者さんに「皮も栄養満点なのだから、捨てるなんてもったいない」といわれて驚いたことがあります。実家では皮を剥くのが当たり前だったからです。
それからニンジンやダイコンなど、皮ごと食べられるような食材は皮も食べるようになりました。「なんとなく」というだけで食材を捨てていたので、今思えばもったいないことをしました。
まとめ
以上をまとめると、・どの食材を買うか?
・どこで食材を買うか?
・いつ食材を買うか?
・どれだけ食材を買うか?
・食材を余らせない
という5点を、いま一度見直してみるのがよいかと思います。
外食が多いなら自炊する。自炊するならコスパのよい食材を見つけ、それで満足できる食事を作れないか検討しましょう。
他にも「株主優待を活用する」「株を買って、配当金で食費を補う」「ふるさと納税で米などの返礼品を選ぶ」といった技もあります。
無理やり食費を削ってひもじい生活を送っても長続きしません。楽しく長続きできる、「安くておいしい食生活」が手に入るとよいですね。
文:中原 良太(個人投資家・トレーダー)
18歳に株を始め、25歳でYahoo!株価予想達人で「ベストパフォーマー賞」を受賞。主に株式投資とマネー(お金)についての情報をSNSやYouTube、メルマガなどで発信。IQ上位2%のMENSA会員。(文:中原 良太(個人投資家・トレーダー))