
巾着袋から溢れ出したのは、暴力的なまでの人工的なフローラルの香りでした。私にとっては、フローラルというより濃縮された芳香剤を鼻の穴に直接詰め込まれたような感覚。一瞬でリビングの空気が塗り替えられていく気がして、慌てて窓を全開にしました。



タクヤの力ない言葉に、私は胸が締めつけられました。食事を楽しむはずの時間が、逃げ場のない「香りの檻」に閉じ込められる苦痛の時間に変わってしまっているのです。
とにかく今はこの強烈な匂いを消すことに専念しようと、無香料の洗剤で挑んだのですが……。

給食着の袋を開けた瞬間、暴力的なまでの柔軟剤の香りに襲われました。前の当番のヤマモトくんのご家庭がよかれと思って使ったようですが、タクヤは「給食の味がわからなくなる」と悲痛な声を漏らしています。
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一度洗っても落ちない強烈な匂いと格闘しながら、無香料の洗剤で何度も洗い直すしかなく、私は深いため息をつきました。
原案・ママスタ 脚本・motte 作画・エイコ 編集・みやび
